2005年度、軽自動車の販売台数は過去最高の194万8362台となった。3年連続でマイナスとなる登録車と比べるまでもなく、軽自動車には確実に追い風が吹いている。化石燃料の枯渇からガソリン価格が高騰をはじめたこと、維持費や高速料金が有利なことなど、LOHASなムードを背景に、高い経済性と環境性能に注目が集まっているのはもちろんだが、きっとそれだけじゃないはず、というのがcarviewの“読み”だ。
そんな中、12月〜今年3月にかけて、ダイハツ エッセ、三菱 i(アイ)、スズキ MRワゴン、ホンダ ゼストと、主力メーカーが魅力あふれモデルをつぎつぎに投入。各メーカーのねらいや実力を占うのに、うってつけのチャンスがやってきた。
これらのモデルはメーカーの戦略の要となるばかりか、それぞれが驚くほど個性的で、全く違うコンセプトもとに開発されている。例えば、アイやゼストはリッターカー並のプライスタグを下げ、軽の概念を超えた性能を誇るところは似ているが、アイはミッドシップという趣味性の高さを、ゼストは万能コミューターとしての魅力を磨いたように見える。MRワゴンはママと子どもという、ピンポイントなユーザーの使い勝手を徹底して追求し、エッセは低価格の限界に挑戦しているという具合だ。
全長3400mm×全幅1480mm×全高2000mmの小さな空間から、いかに安全で、広々として、高機能で、スタイリッシュなクルマが作れるのか。最新にして最強の4台を通して、日本が誇るモノづくりの技がギュッと詰め込まれた、軽自動車の魅力を見直そう。