[シュツットガルト 23日 ロイター] ドイツの高級車メーカー、ポルシェは23日、フォルクスワーゲン(VW)<VOWG.DE>との合併に反対していたウィーデキング最高経営責任者(CEO)を解任し、VWと合併することを決めた。
ポルシェはVWとの合併条件に関する交渉を有利に進めるため、株式発行を通じて少なくとも50億ユーロ(71億ドル)調達する方針も表明した。
VWは、ポルシェのスポーツ車部門を買収し、「徐々に」買収対象を広げていく考えを示した。
一方、ローワーザクセン州のウルフ首相は、2011年半ばまでに合併が完了するとの見通しを示したうえで、「8月13日に開かれる監査役会で合意の詳細を示すことができると楽観している」と述べた。同首相はさらに、ポルシェのぜい弱な財務状況を改善するため、カタールが金融デリバティブ・パッケージを購入し、VW株の17%を保有する方向だ、と明らかにした。
ポルシェは以前、VW株の75%取得を目指していたが、その過程で負債が100億ユーロ以上に積み上がったことから買収を断念、合併を交渉していた。
しかし、同社のウィーデキングCEOはVWへの身売りに反対し、VWのピエヒ会長らと対立していた。ウィーデキングCEOとともに、ヘルター最高財務責任者(CFO)も解任された。