[横浜市 2日 ロイター] 日産自動車<7201.T>は2日、来年後半に発売する電気自動車の外観と名称を公表した。大きさは排気量1800ccのガソリン車と同程度。5人乗りのハッチバックで、薄型のリチウムイオン電池を床下に配置することで広めの室内空間を確保した。
車名は環境対応車であることを分かりやすく表現するため、「リーフ(葉)」とした。一回の充電で160キロ走行できるという。
カルロス・ゴーンCEO(最高経営責任者)は8月中旬に移転する神奈川県横浜市の新社屋であいさつし、「今日は日産にとって節目。新本社と『リーフ』は将来にのぞむ日産の強い決意だ」と語った。横須賀市を選挙区とする小泉純一郎元首相もかけつけ、「脱石油社会に向けて普及するだろう」とあいさつした。
ゴーンCEOは、2020年には世界の自動車需要の1割が電気自動車に置き換わると予測。当面は供給が需要に追いつかず、生産能力の増強が課題になると指摘した。その一方、足元ではモーターと内燃機関を組み合わせたハイブリッド車の人気が高まっていることから、「電気自動車以外の開発を止めたわけではなない」と語り、需要に合わせてハイブリッド車も投入していく方針も明らかにした。
電気自動車の普及には価格の高さが課題だが、日産は電池だけをリースにする販売方式を検討している。車両本体の価格は同クラスのガソリン車と同じにし、電池のリース料と充電費用を合わせたコストをガソリン代以下に抑える。
(ロイターニュース 久保 信博記者)