2009年5月24日(日)
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モナコGP決勝レースレポート

2009年F1第6戦モナコGPが5月24日(日)、モンテカルロ市街地サーキット(1周/3.340km、24日決勝78周/260.520km)で3日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から決勝が行われた。

前日に行われた予選でポールポジションを獲得したのは、ジェンソン・バトン(ブラウンGP)。また、フェラーリのキミ・ライコネンが2番手に入り、今シーズン初めてフロントローを獲得した。予選Q1でクラッシュしたルイス・ハミルトン(マクラーレン)は、予選後に予定外のギアボックス交換をしたため、5グリッド降格となっている。予選後に発表された車両重量によると、バトンは少ない燃料で予選を戦っていなかったことが判明した。また、トヨタのティモ・グロックは、ピットレーンからのスタートを選択している。

決勝開始時の天候は晴れ、気温25℃、路面温度42℃となっている。スタート直後にルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)がキミ・ライコネン(フェラーリ)を抜いたものの、大きな混乱もなくレースはスタートした。セバスチャン・ベッテル(レッドブル)はソフト側のタイヤでスタートしたが、ペースが上がらず、次々と抜かれた直後にピットインした。同じくソフト側のタイヤでスタートしたバリチェロもペースが上がらず、トップのジェンソン・バトン(ブラウンGP)との差が広がっていた。レース序盤はソフト側のタイヤを装着したドライバーが苦戦していたが、各車が1回目のピットストップを終わらせると、大きな動きのない単調なレース展開となった。2回目のピットストップ後も上位勢の順位に変化はなく、ブラウンGPが1-2体制を維持した。結局、順位が代わることなくレースが終了し、バトンが優勝、バリチェロが2位に入り、ブラウンGPの1-2フィニッシュとなった。

3位から8位は以下の通り。

3位キミ・ライコネン(フェラーリ)、4位フェリペ・マッサ(フェラーリ)、5位マーク・ウェバー(レッドブル)、6位ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)、7位フェルナンド・アロンソ(ルノー)、8位セバスチャン・ブルデー(トロ・ロッソ)までがポイント獲得となった。

トップ8位以外の日本勢としては、ティモ・グロック(トヨタ)が10位、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)が13位、中嶋一貴(ウィリアムズ)が15位となっている。

このレースのファステストラップは、フェリペ・マッサ(フェラーリ)。タイムは1分15秒154、50周目に記録したものだった。

【レースレポート】
レースは大きな混乱もなくスタートした。3番グリッドからスタートしたルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)が1コーナーの進入でライコネンを抜き、2番手になった。これにより、ブラウンGPの1-2体制となっている。スタート直後から、ソフト側のタイヤで4番手を走るセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のペースが上がらない。ベッテルの後ろは、長い隊列となっている。5番手のフェリペ・マッサ(フェラーリ)が、ヌベールシケインでベッテルを抜こうとするものの、マッサはシケインをショートカット。マッサはベッテルの前に出てしまったため、ベッテルにポジションを譲った。しかし、6番手のニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)もこの瞬間にマッサの前に出た。

10周目、ロズベルグがベッテルを抜く。ベッテルはその後も次々とポジションを落としていき、ピットインしてタイヤを交換した。ベッテルと同様にブラウンGPの2台もソフト側のタイヤでスタートしているが、バリチェロもリアタイヤの状態に苦しんでいるようだ。16周目にライコネンがピットイン。その次の周にはバリチェロもピットインした。また、ベッテルが1コーナーでバリアに接触し、その場でクルマを降りてしまった。18周目にトップのバトンがピットイン。これでロズベルグがトップになった。次の周にはロズベルグがピットインし、バトンがトップに戻っている。

22周目、上位勢のほとんどが1回目のピットインを終わらせた段階でのトップはバトン、2番手バリチェロ、3番手ライコネンとなっている。フェルナンド・アロンソ(ルノー)はピットインを遅らせ、4番手まで上がってきている。この時点でのバリチェロとバトンの差は、16秒となっている。1回目のピットストップを遅らせていたアロンソも、29周目にピットインした。また、30周目にはロバート・クビサ(BMWザウバー)がピットに入ったが、そのままリタイアとなった。各車が1回目のピットストップを終わらせた後は、順位の変動もなく、各車の間隔も多少広がったため、単調なレース展開となっている。

レース中盤、4番手のマッサはリアを滑らせながら前を走るライコネンを追いかけている。また、5番手を走っているマーク・ウェバー(レッドブル)が、ファステストラップを更新しながら徐々に前を走るマッサとの差をつめてきた。マッサと同様に、ライコネンもリアを滑らせる場面が目立っている。

50周目、2番手のバリチェロがピットイン。次の周にはトップのバトンもピットインした。53周目には、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)が14コーナー出口でバランスを崩し、ガードレールに接触してしまった。コバライネンはそのままクルマを降り、リタイアとなった。また、この周にはライコネンがピットインしていた。55周目にマッサがピットイン。トップの4台が2回目のピットストップを終わらせたが、トップはバトン、2番手バリチェロ、3番手ライコネン、4番手マッサのままとなっている。

レース終盤、9番手を走るジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)が、8番手のセバスチャン・ブルデー(トロ・ロッソ)を上回るペースで追いかけている。最終周には、中嶋一貴(ウィリアムズ)がミラボーでノーズからバリアに衝突してしまい、クルマを降りることとなった。結局、上位勢の順位が代わることなくレースは終了し、ブラウンGPが今季3度目の1-2フィニッシュを達成した。

2009年F1、次の舞台はトルコ。アジアとヨーロッパが交差するイスタンブールでの戦いは、6月5日(金)現地時間10時(日本時間16時)から始まる。
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