本体はエンジンルームでの存在感をアピールできるアルマイトグリーン仕上げ。イグニッションコイルに過電圧がいかないよう保護機能が装備されている。また万一トラブルが発生した場合でも、自動的に純正復帰する「スルー回路」が内蔵されているので、安心して走行できる。
クルマ本来の性能を100%引き出すためのパーツゆえに、無駄な構造は省いている。ECON本体のカプラーに専用ハーネスを差し込み、専用ハーネスのもう片方のエンジン側カプラーを、各気筒にあるダイレクトイグニッションコイルのカプラーに割り込ませる。あとは電源とアースを取るだけだ。
エスティマやZ33に装着して、パワーチェックを行った結果がこのグラフだ。太い線がECON装着時のもので、ノーマルに比べ明らかにトルクの伸びが上まわっているのがわかる。トルクアップは低回転の実用域から体感できるだろう。
電圧を向上させるECONを取り付けることにより、さまざまな電装品を同時に使用することで生じる電圧の落ち込みを最小限に抑えている。グラフの波動が安定していることがその証明だ。常に100%以上の電気量を確保しているので、点火プラグ本来の性能を発揮させることが可能となる。
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電気の流れを整えるためのアイテムではなく 燃焼効率を向上させる「チューニングパーツ」である
ノーマルでも十分な性能を備える昨今のクルマには、さまざまな制御機能が搭載されている。それゆえに単純に吸排気系のパーツを交換して効率を上げようとしても、性能(パワー)アップは難しいのが現状。では、どのようにしたらクルマの性能を有効にレベルアップできるのか、を追求して開発されたのがこの「Pro Racer ECON」(プロレーサーイーコン)だ。 これは点火システムに着目したもので、電装系パーツとは目的が異なる。アーシングを始めとする電装系パーツが電気の流れを整えるものであるのに対し、ECONは燃焼効率を高め、エンジン性能を根本から向上させる役割を持つ。仕組みとしては、ECON本体とエンジン各気筒のイグニッションコイルのカプラーを専用ハーネスでつなぐことで、点火時の電圧を上げることができるというもの。 国産車では通常、常に12Vの電圧が送られている。ただし、同時に数種の電装品を作動させた場合、点火プラグをスパークさせるのに十分な電圧を確保しづらい。ナビゲーションシステムやオーディオ、ETC……最近はこれら電装系パーツが欠かせないものとして増えていく一方、点火への電力供給が弱まり、カタログデータどおりのパフォーマンスが発揮できないという物足りなさがつきまとうのだ。 こうしたパワー不足や不完全燃焼を解消するために、ECONでは12Vで入力された電圧を130%に増幅させる。電圧を増すことで、ほかの電装品からの影響を受けにくく、つねに100%以上の電気量を確保できるため、点火プラグ本来の性能を発揮させることができるのだ。また、イグニッションコイルのみへ独立した高電圧を供給するため、ほかの電装品への悪影響も心配無用。 実際にエスティマへ装着してシャーシダイナモで計測した結果、低回転から高回転まで全域でのトルクアップを実現。またサーキットにレーシングカー(FD2:シビックタイプR)を持ち込んでの周回テストを行ったところ、燃料消費量が減ったという結果が出た。これはタイムを比較するのではなく、同一タイムで周回を重ねるというテストで、装着によってエンジンの性能にどれくらいのマージンが確保できたのかを見ることができる。テストはサーキットで行われたものの、余分なガソリンを消費せず、実用回転域でのトルクアップが実証されたこととイコールと考えていいだろう。こうした点火系パーツは装着後の違いが即座に感じられないこともあるようだが、このECONにおいては低速域からのトルクがノーマルを確実に上まわっている結果を見る限り、乗り出しからしてその違いを体感できるはず。(※一部車種で取り付けによる変化を体感できない事がある) さらに、確実なスパークにより混合気を完全燃焼に近づけることにより、不完全燃焼時に排出される有害な排ガスの軽減に貢献できるというメリットも生まれている。なお、取り付けには専用ハーネスまたは汎用ハーネス(ともに別途販売)が必要になるほか、ディーゼル車への取り付けは不可となっている。 5ZIGEN HP:http://www.5zigen.co.jp/
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