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ニッサン  ラフェスタ           レポート:佐野 弘宗        写真:小林 俊樹
取材協力:日産自動車株式会社
※各写真をクリックすると拡大表示します
ニッサン  ラフェスタ
新開発の2リッターMR20DEエンジンは、最高出力137ps、最大トルク20.4kg-mを発生(2WD)。10/15モード燃費は15.0km/L(2WD)。
ニッサン  ラフェスタ
ATレバーは電子制御化により、小ぶりなサイズに。ノブは指2本分ほどの大きさ。
ニッサン  ラフェスタ
サスペンションは乗り心地を重視。シャシーはルノーと共有するが、ダンパーの設定などはニッサンのオリジナル。
ニッサン  ラフェスタ
コチラはオーテックバージョンの“Rider”。メッキグリル付きの専用バンパー、16インチのフィンスポークアルミ、サイドシルなどが専用装備として付く。
ニッサン  ラフェスタ
Riderには専用サスペンション(スプリング、ダンパー、スタビライザー)が装着されるが、それほどハードなセッティングではなく、適度に引き締められている。
ニッサン  ラフェスタ
若いママに最適かも
 ラフェスタに搭載されるパワートレーンは、2WDと4WDともに、新開発となるMR型の2.0リッターにこれまた新開発のCVTという組み合わせのみ。シャシーの基本構造は社内で“Cプラットフォーム”と呼ばれるタイプで、ニッサンとしては初出となるが、ルノーではすでにメガーヌ系で世に出ている。つまり、エンジンもプラットフォームもニッサンとルノーの共同開発である。

 そのほか、メカ的なニュースとしては、ATセレクタレバーに世界初の電動アシスト機構が付いたことがある。BMWの7シリーズではレバーとギアボックスを完全に切り離したシフトbyワイヤの例はあるが、ラフェスタの場合はレバーの機械的リンクは残したままでレバー作動をモーターでアシストするタイプである。これによってATセレクタレバーの小型化が可能になり、扱いやすいダッシュレバーのままで、前後左右ウォークスルーでまったく邪魔にならない…、というわけだ。実際の操作も確かに軽いが、レバーの形状は改良の余地があるといえそう。このサイズのレバーだと大人の手では指先でつまむしかないのだが、そう考えると現在のレバー形状では指先に力が入りにくい。このレバーのままならば操作をもっと軽くすべきだし、そうでなければ小さいながらもしっかりと握れる形状を工夫してほしいところである。

 走りは非常によくまとまっていてレベルが高い。全開加速などで驚くようなものはないが、中低速重視の新エンジンとCVTとの組み合わせによって、タウンユースではなかなか力強く、また右足ひとつでの速度調節もしやすい。とくに15インチホイール仕様なら街中の乗り心地もトップレベルにある。16インチホイールを標準で履き、CVTにマニュアルモードが備わる20Mでも、そのフットワークは取り立ててスポーティなものではないが、深いサスストローク域でもしっかりと粘る(良くいえばルノー・メガーヌ系に似た)シャシー特性もラフェスタの美点のひとつといっていい。

 「女性限定というイメージが強かったリバティとは違って、男性にも積極的に乗って欲しい」とはニッサンのマーケティング担当氏の言葉だ。しかし、水色やオレンジ、淡いグリーンといったメインのボディカラー、開放感あふれる視界や運転のしやすさ、そしてインテリアの隅々にわたる女性を意識した各部の作りこみ…など、ラフェスタは乗れば乗るほどに“若いママのためにはどうしたら便利か”という、いい意味での作り手のこだわりが際立っている。もっとも、ルノーと共同開発のシャシーにはまだまだ余裕がありそうだから、ウィッシュやストリームに真っ向勝負を目指す本格スポーツミニバン仕様のラフェスタも見てみたい気がするけど。

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