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試乗レポート   

アウディ
A6オールロードクワトロ

レポート:吉田匠
写真:小林俊樹
試乗ステージ:箱根周辺

【 アウディ A6 オールロードクワトロ 3.2FSI 】

全長×全幅×全高=4935×1860×1490mm、ホイールベース=2845mm 車重=1860kg、駆動方式=4WD、エンジン=3.2リッターV型6気筒DOHC [188kW(255ps)/6500rpm、330Nm(33.6kg-m)/3250rpm]、トランスミッション=6速AT、車両本体価格=790万円
アウディ A6オールロードクワトロ
アウディ A6オールロードクワトロ
先代オールロードに比べ全長で120mm、全幅で10mm、ホイールベースは85mm拡大。ファミリーのA6アバントをベースにしているところも先代と同じだが、オールロードは縦基調のグリルにナンバープレートが浮いているデザインに。ドアアンダープロテクターとルーフレールはアルミ製。フェンダーやサイドシルのモール部分はブラックorプラチナグレーのマット仕上げ。フロントエンドは軽量化のためアルミ部品が用いられた。
アウディ A6オールロードクワトロ
ステンレス製のアンダーガードが覗くリアエンド。リアライトはバイキセノンヘッドライトとの組み合わせでLEDとなる。オールロードクワトロに採用されたアダプティブリアサスペンションシステムは最大で50mm車高を上下させるほか、ワゴンボディらしく、セルフレベリング機構としても動作する。オートマチックテールゲートはオプション。リアビューカメラ付駐車アシスト機能は写真の4.2FSIに標準。

SUVとクロスオーバーの周辺で蠢くヨーロッパのメーカー

 2〜3年前のジュネーヴやフランクフルトのモーターショーには、いわゆるSUVをさらにスポーティな出で立ちに仕上げた、アメリカ流にいうところの“クロスオーバー”の類が、コンセプトカーやプロトタイプとしていくつか姿を見せていたと記憶している。このままじゃあどう見てもオフロードを走るのは無理だろう、という格好をした、マセラティのコンセプトカーのモックアップなんかもありましたね。さらにフィアットグループからは、アルファ156スポーツワゴンの車高を上げたクロスワゴンのプロトタイプなんかも出展されていたと記憶しているから、機を見るに敏なイタリア人、次はクロスオーバー路線でいってやろうと、あの時点では思っていたのかもしれない。なかでもマセラティのクロスオーバーは、北米を見据えたプロジェクトだったのは間違いない。

 そんなSUVもしくはクロスオーバー系のモデルとしては、日本人の和田智デザイナーがエクステリアを手掛けたアウディQ7のプロトタイプもほぼ同時期に姿を見せていたが、これは単なる顔見世のコンセプトカーに終わらず、最近ついに市販型として世に出てきた。さすがドイツのメーカー、イタリアの官能集団より実行力がある、というところか。

 その一方で、そういった諸々の周辺の動きを横目で見ながら着々と開発を進め、やはりここに来て新型が登場してきたオフロードマインド系のオールラウンダーがある。そう、これで2代目のモデルとなるアウディA6オールロードクワトロである。

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