SUVとクロスオーバーの周辺で蠢くヨーロッパのメーカー
2〜3年前のジュネーヴやフランクフルトのモーターショーには、いわゆるSUVをさらにスポーティな出で立ちに仕上げた、アメリカ流にいうところの“クロスオーバー”の類が、コンセプトカーやプロトタイプとしていくつか姿を見せていたと記憶している。このままじゃあどう見てもオフロードを走るのは無理だろう、という格好をした、マセラティのコンセプトカーのモックアップなんかもありましたね。さらにフィアットグループからは、アルファ156スポーツワゴンの車高を上げたクロスワゴンのプロトタイプなんかも出展されていたと記憶しているから、機を見るに敏なイタリア人、次はクロスオーバー路線でいってやろうと、あの時点では思っていたのかもしれない。なかでもマセラティのクロスオーバーは、北米を見据えたプロジェクトだったのは間違いない。
そんなSUVもしくはクロスオーバー系のモデルとしては、日本人の和田智デザイナーがエクステリアを手掛けたアウディQ7のプロトタイプもほぼ同時期に姿を見せていたが、これは単なる顔見世のコンセプトカーに終わらず、最近ついに市販型として世に出てきた。さすがドイツのメーカー、イタリアの官能集団より実行力がある、というところか。
その一方で、そういった諸々の周辺の動きを横目で見ながら着々と開発を進め、やはりここに来て新型が登場してきたオフロードマインド系のオールラウンダーがある。そう、これで2代目のモデルとなるアウディA6オールロードクワトロである。










