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シトロエン
C6 
レポート:吉田 匠
写真・取材協力:シトロエン・ジャポン
試乗ステージ:フランス・パリ郊外
【 3.0i V6 スペック 】
全長×全幅×全高=4908×1860×1464mm、ホイールベース=2900mm、車重=1816kg、駆動方式=FF、エンジン=3.0リッター・V型6気筒 DOHC(215ps/6000rpm、29.6kg-m/3750rpm)、トランスミッション=6速AT、国内価格=未定
シトロエン  C6
シトロエン  C6
大胆な造形が用いられたフロントグリルを中心にダブルシェブロンによりえぐられたフロントボンネット、シャープなヘッドランプなど、紛う事なきオリジナリティ。
シトロエン  C6
強烈な個性はリア部分にも。凹型に湾曲したリアウィンドウ、アーチを描くDピラーからテールランプの造形に至るまで、独自のデザインセンスが光る。
「フランス車 万歳!」
 日本におけるフランス車というと、決してメジャーではないものの、昔から少なからぬファンをつかみ続けてきた、断じて捨て置けぬ存在であった。ルノー、プジョー、シトロエン、というのが、生産台数の多い順に並べたフランスの3大ブランドで、このなかでプジョーとシトロエンはPSAなる同一グループに属している、という事実は、あるレベル以上のクルマ好きには常識のひとつかもしれない。

 それはさておき、日本におけるフランス車の人気および需要というのは、小型車、昨今ハヤリの表現でいうところのコンパクトカーにほぼ集中しているといっていい。さらにいえば、フランス車におけるこういった傾向は、なにも日本に限った話ではなく、本国フランスを含むヨーロッパでも、フランス車がマーケットで目を見張るほど高い占有率を確保しているのは、ルーテシアの日本名で知られるルノー・クリオや、プジョー206が属するBセグメントを中心とする小型車の分野にすぎない。表現を変えれば、アッパーミドルのEセグメントから上ではドイツ車にやられっ放しで、フランス車は、ほとんど壊滅に近い状態というのが、日本のみならずヨーロッパでも現実になっているといっていい。

 そのように、フランス車といえばコンパクトカーという現実に、もしかしたらそれなりの風穴を開ける可能性を持った大型のフレンチカーが去年出現した。先ごろの東京モーターショーでもシトロエンのブースにその威風堂々たるボディを横たえていたので、その姿を目の当たりにしている読者諸兄も少なくないであろう、シトロエンC6がそれだ。

 昔からのフランス車ファン、なかでも特にシトロエンのフリークは、ついに出るべきクルマが出現したと狂喜乱舞しているだろうし、これまでシトロエンというブランドにほとんど興味を持ったことがなかった人までもが、C6には自分が乗るべきクルマの候補として捉えている、という話さえ伝わってくる。そのシトロエンC6の国際試乗会が去年の暮れにパリとその郊外を舞台に開かれたが、それは乗ったらどんなクルマだったか…。

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