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試乗レポート   

シトロエン
C6

レポート:森口将之
写真:吉田宏隆
試乗ステージ:箱根周辺

【 シトロエン C6 】

全長×全幅×全高=4910×1860×1465mm、ホイールベース=2900mm、重量=1820kg、駆動方式=FF、エンジン=3.0リッターV型6気筒DOHC [155kW(215ps)/6000rpm、290Nm(30.5kg-m)/3750rpm]、トランスミッション=6速AT、価格=682万円
シトロエン C6
シトロエン C6
フロント=ダブルウィッシュボーン、リア=マルチリンクの足回りはプジョー407シリーズと同様のものを基本に、シトロエン独自の窒素ガスとオイルを封入したハイドラクティブ3が組み合わされる。システムは5年または20万kmまでメンテナンスフリー。タイヤは245/45R18、ブレーキディスクはフロント330mm、リア302mm。
シトロエン C6
リアシートが6:4の分割可倒式となるところがフランス流。ショーファー仕様となる710万円のラウンジパッケージを選んだ場合(標準仕様は682万円)、リアシートにも電動リクライニング機構が備わる。ちなみに、フランス本国の生産能力は1日50台と控えめで、国内では年間900台の販売を予定。

圧倒的直進性、夢のような乗り心地

 他車のほとんどは、姿勢をフラットに保つことを重視している感がある。ビッグ・シトロエンも先代XMではその傾向があった。でもC6のコンフォートモードはそうではない。ありのままに揺れる。どっちが心地よいかって? それはベッドとハンモックを比べるようなものだ。

 他のメーカーは、まず金属バネがあり、その後エアや油圧を出したので、乗り味を金属バネに近づけようとしている。でもシトロエンは50年前からこの方式。これがスタンダードだ。だから短所を消すのではなく長所を生かしている。段差を素直に伝えることもあるけれど、ツボにはまったときの乗り味はまさに夢心地だ。

 だからスポーツモードは、必要にせまられて速く走るとき、ハイドロ嫌いのゲストを載せるときなどに限定したくなる。スポーツモードをノーマルモード、コンフォートモードをシトロエンモードという名前にしたほうがいいのでは?と思ってしまうほどだ。

 これまた伝統の圧倒的な直進安定性と、夢のような乗り心地に身をゆだねながら、はるかかなたを目指す。これは快適を超えている。快感といっていいかもしれない。その快感にひたったまま移動できるというゼイタク。スピードよりもすばらしいモノが、このクルマにはある。

 C6、カタチだけじゃない。その走りもまた、シトロエン完全復活を感じさせるものだった。

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期待しない方が無理!

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プレミアムの公式の逆を行く

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フワ〜ンと揺れながら走る

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圧倒的直進性、夢のような乗り心地
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