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試乗レポート   

ダイハツ
COO(クー) 

レポート:丸茂亜希子
写真:吉田宏隆
試乗ステージ:富士急ハイランド周辺

【 1.5CX-Limited 】

全長×全幅×全高=3800×1690×1635mm、ホイールベース=2540mm、重量=1070kg、駆動方式=FF、エンジン=1.5リッター直列4気筒DOHC(80kW [109ps] /6000rpm、141Nm [14.4kg-m] /4400rpm)、トランスミッション=4速AT、価格=170万1000円
ダイハツ  COO(クー)
ダイハツ  COO(クー)
COOの発売はbBの約5か月遅れ。生産工程の都合もあったようだが、登場時のインパクトを強める狙いもあったという。両モデルともにダイハツの工場で生産される。
ダイハツ  COO(クー)
いかついbBとファニーなCOO。エンブレムを変えている程度のパッソ/ブーン、ラッシュ/ビーゴといった兄弟車と異なり、bB/COOは“兄妹車”ともいえる明確なキャラを与えられた。
ダイハツ  COO(クー)
リア部はバンパー形状やランプデザインなどで違いを表現。メッキモール+アクリルレンズのバックドアガーニッシュが、女性コンシャスなCOOらしさを際立たせた。

“大胆なのに、艶っぽい”

「あぁっ、ダメッ」と、初めて目にした時にドキッとした人は多いんじゃないだろうか。篠原涼子さんが髪を切り落とす、ダイハツ・COO(クー)のテレビCMである。ワタシも画面に釘付けにされ、おかげで“大胆なのに、艶っぽい”というキャッチフレーズは、やけに鮮明に耳に残っている。兄弟車であるトヨタ・bBの面影をこれっぽっちも匂わせないのは当然だが、これまでパッソ/ブーン、ラッシュ/ビーゴの兄弟車を展開してきたセオリーとは、今回は少々ちがいを感じさせる。走るミュージックプレイヤーとして話題を呼んだbBとは、明らかにターゲットユーザーが異なることもあるが、そこにはダイハツならではの事情と市場背景もからんでいる。

 COOが属するコンパクト2BOX市場は、この10年で2倍以上に拡大し、とくにニッサン・キューブをはじめとするトールタイプボディが登場してからの伸びがめざましいという。その、トールタイプボディに限定したユーザー層を見ると、20〜30代の女性がボリュームゾーン。その次に50代以上の男性、20〜30代の男性と続くわけだが、bBはどちらかというと男性にフォーカスしつつ、どっちもイケます的なキャラクター。対するCOOは、しっかりと女性に狙いを絞るため、コンセプトはもちろん、エクステリアの完成度もハイレベルだ。bBとの主なちがいは、フロントグリルとバンパー、ホイール、バックドアガーニッシュで、bBの異星人のようなワル顔がアラびっくり、クールでプチプレミアム感を漂わせる、女性好みの顔に整えられている。

 これにはターゲット層に含まれるワタシとしては好感が持てたし、発売時期をbBから大きくずらしたことからも、COOにかけるメーカーの意気込みを感じる。グレードはおもに装飾品や快適装備のちがいにより、2WDの1.3リッターにCSとCL、1.5リッターにCXとCX-Limitedを設定し、4WDは1.3リッターのみでCL、CX、CX-Limitedがある。ちなみにボディカラーはbBと同じ8色だが、bBではあまりパッとしなかった「ブルーイッシュホワイトパールマイカ」がCOOにはよく映える。

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