“大胆なのに、艶っぽい”
「あぁっ、ダメッ」と、初めて目にした時にドキッとした人は多いんじゃないだろうか。篠原涼子さんが髪を切り落とす、ダイハツ・COO(クー)のテレビCMである。ワタシも画面に釘付けにされ、おかげで“大胆なのに、艶っぽい”というキャッチフレーズは、やけに鮮明に耳に残っている。兄弟車であるトヨタ・bBの面影をこれっぽっちも匂わせないのは当然だが、これまでパッソ/ブーン、ラッシュ/ビーゴの兄弟車を展開してきたセオリーとは、今回は少々ちがいを感じさせる。走るミュージックプレイヤーとして話題を呼んだbBとは、明らかにターゲットユーザーが異なることもあるが、そこにはダイハツならではの事情と市場背景もからんでいる。COOが属するコンパクト2BOX市場は、この10年で2倍以上に拡大し、とくにニッサン・キューブをはじめとするトールタイプボディが登場してからの伸びがめざましいという。その、トールタイプボディに限定したユーザー層を見ると、20〜30代の女性がボリュームゾーン。その次に50代以上の男性、20〜30代の男性と続くわけだが、bBはどちらかというと男性にフォーカスしつつ、どっちもイケます的なキャラクター。対するCOOは、しっかりと女性に狙いを絞るため、コンセプトはもちろん、エクステリアの完成度もハイレベルだ。bBとの主なちがいは、フロントグリルとバンパー、ホイール、バックドアガーニッシュで、bBの異星人のようなワル顔がアラびっくり、クールでプチプレミアム感を漂わせる、女性好みの顔に整えられている。
これにはターゲット層に含まれるワタシとしては好感が持てたし、発売時期をbBから大きくずらしたことからも、COOにかけるメーカーの意気込みを感じる。グレードはおもに装飾品や快適装備のちがいにより、2WDの1.3リッターにCSとCL、1.5リッターにCXとCX-Limitedを設定し、4WDは1.3リッターのみでCL、CX、CX-Limitedがある。ちなみにボディカラーはbBと同じ8色だが、bBではあまりパッとしなかった「ブルーイッシュホワイトパールマイカ」がCOOにはよく映える。












