| 試乗レポート |
クライスラー ジープ・ラングラー [2006年モデル]
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レポート:川端由美
写真:菊池貴之
取材協力:ダイムラー・クライスラー日本
試乗ステージ:ヒルトン小田原リゾート&スパ
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【 スポーツ 4AT スペック 】
全長×全幅×全高=3915×1740×1800mm、ホイールベース=2375mm、車重=1610kg、駆動方式=FR・4WD選択、エンジン=4リッター・直列6気筒 OHV(175ps/4600rpm、29.6kg-m/3600rpm)、トランスミッション=4速AT、価格=291万9000円 |
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素朴な乗り味を残す「最終進化版」
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ジープの本場は、やっぱりアメリカだなぁ−−今年のはじめ、デトロイトショーの会場では心底そう思わされた。毎度のことながら、凝った演出が見物のジープのプレゼンテーションには大勢のプレスが集まるけれど、新型ラングラーがデビューした日はいつにも増して黒山の人だかり。
その人気にも驚いたけど、ラングラーがブースを走り抜けて出て行ってしまったのにはもっと驚いた。ステージ上の巨大モニターに、エントランスホールへ向かう真っ赤なラングラーが映し出されている。え? どこまで行く気だろうコイツ……みたいな空気が流れる中、「ガシャーンッッッ!」と、ダイハードのブルース・ウィリスばりにショー会場のガラスを突き抜けて行ってしまった。さらには、向かいにあるホテルの階段を駆け上がり、最大斜度30°以上はありそうな“特設のデコボコ道”を走破! 拍手喝采を浴びていた。
07年モデルではボディ・サイズが拡大されて、トラクションコントロールなどの安全装備が充実している。「CJ」以来、半世紀以上も連綿と受け継がれてきた直6 OHVユニットに代わって、新世代の3.6リッターV6ユニットを積んでいる。次を継ぐモデルが現代風にアップデートされることがわかったいま、素朴な乗り味を残す現行モデルが妙に貴重なものに思えたのは私だけではないはず。
従来型の最終進化版となる06年モデルでは、ヘッドランプのレベライザーやロック付きトランクが備わるといった細かな変更はあるけれど、全体の印象は大きく変わらない。ステップに足をかけて、お世辞にも乗降性がいいとは言えない立派なサイドシルをエイッと跨いでみると、子供の頃、オフロードマニアのおじさんに乗せてもらったジープで、あぜ道や河原を走り抜けたことを思い出した。
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