| 試乗レポート |
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レポート:岡崎五朗
写真:吉田宏隆
試乗ステージ:富士レクサスカレッジ
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【 GS450h スペック 】
全長×全幅×全高=4830×1820×1425mm、ホイールベース=2850mm、車両重量=1890kg、駆動方式=FR、エンジン=3.5リッターV6 DOHC(296ps/6400rpm、37.5kg-m/4800rpm)、交流同期電動機(200ps、28.0kg-m)、価格=680万円
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新時代のプレミアムカー
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フットワークはなかなか好印象だった。GSのデビュー直後、ガソリンエンジン車に試乗した際には、とくに乗り心地の面で不満を感じたが、約半年間の熟成期間を経た今回は、前回感じたネガな印象がかなり改善されていた。もっとも違いを感じたのは荒れた路面を走った際の乗り心地だ。以前はガツンという角の尖ったショックを伝えてきたが、GS450hは路面からの衝撃をきちんと角を丸めてから伝えてきてくれる。ひょっとすると、バッテリーやシステムで合計約200kgの重量増が乗り心地改善に結びついているのかもしれない。以前は「アクティブスタビライザー+ランフラットタイヤは、ちょっと選ぶ気がしないな」と思っていたが、今回は「スポーティな身のこなしを重視するなら、選んでもいいな」と思えた。また、アクティブスタビライザーのレスオプションを選べば(自動的にタイヤはノーマルになる)、ゆったりとした高級車らしい身のこなしを味わえる。さらに、電動パワーステアリングもより自然なフィーリングになった。
一方、重いバッテリーをリアシート後方の比較的高い位置に背負った影響で、本格的なスポーツドライビングにチャレンジした際の安定感は少々スポイルされた印象。具体的には、S字コーナーなどで速いステアリングワークを与えた際、挙動の収まりの甘さに重心高アップを感じるケースがあった。といってもこれはかなり限定的な状況下における挙動であり、滅多に顔を出すものではない。GS450hがさらに高いレベルを目指すための課題のひとつ、程度のことと解釈しておいて欲しい。
V8モデルを大きく上回る動力性能に加え、優れた燃費とクリーンな排ガスを実現したGS450h。ハイブリッドという新たな武器を手に入れることによって、レクサスのプレミアムカー戦略はさらに大きな一歩を踏み出した。もう一台の真打ちであるLSの登場を控え、GS450hは、トヨタの持つ技術力とレクサスが目指す「新時代のプレミアムカー」のイメージを強くアピールする一台に仕上がっている。
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