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試乗レポート   

マツダ
ロードスター RHT(パワーリトラクタブルハードトップ)

レポート:五味康隆
写真:菊池貴之

【 ROADSTER RHT 6AT 】

全長×全幅×全高=3995×1720×1255mm、ホイールベース=2330mm 車重=1140kg、駆動方式=FR、エンジン=2.0リッター直列4気筒DOHC [122kW(166ps)/6700rpm、189Nm(19.3kg-m)/5000rpm]、トランスミッション=6速AT、車両本体価格=250万円
マツダ ロードスター
マツダ ロードスター
電動ハードトップの開閉スイッチは、ハザードランプスイッチ両側の使いやすい位置に。RHTの追加で、手動式のソフトトップと電動式のRHTという2本柱のラインナップとなり、自分好みのロードスターを選ぶ楽しさが格段に広がった。
マツダ ロードスター
ルーフをトランク内ではなく、車両重心に近いシートバックスペースに収納することで、ソフトトップと変わらないトランク容量(150L)を確保。同時に、50:50の理想的な前後重量配分も実現した。

ハードトップのロードスター

 2シーターオープンといえば、「マツダ ロードスター」を思い浮かべる方は多いだろう。1989年に初代モデルが登場して以来、軽量コンパクトなボディが生みだす軽快な走り、オープンエアの気持ちよさ、そして感覚に訴えかけるような走りの爽快さを魅力に、世界中にロードスターの存在価値とファンを生み出した。

 そして05年8月。7年ぶりにフルモデルチェンジを果たしたロードスターは、3ナンバーサイズへとワイドボディ化を果たして存在感を高めるとともに、コーナーリング時の踏ん張り感を出すなど走行性能にさらに磨きをかけて登場した。170馬力を発揮する直列4気筒2リッターエンジンに組み合わされるトランスミッションは、6ATと5MT&6MTの3種類。スポーティを意識する方には“クロスレシオの6MT”を、街乗り重視の方にはシフトの操作回数などを軽減させる“ワイドレシオの5MT”という具合に、世界的に見ても減少傾向にあるMT仕様を2タイプ用意しているところにロードスターらしい走りへのこだわりを感じたものだ。

 そして3代目の登場から遅れること約1年、今回さらにパワーリトラクタブルハードトップ(RHT)仕様が追加された。これでトランスミッションや足回りなどの設定を含め、グレード選択は全10パターン。購入の際には悩みを誘発しそうな数だが、それだけ自分好みのロードスターが手に入るともいえる。そしてこの「RHT」は、オープンカー自体に興味のなかった方にも注目してもらいたい魅力を持っているのだ。

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