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試乗レポート   

三菱
ランサーエボリューションIX MR 

レポート:斎藤聡
写真:吉田宏隆
試乗ステージ:ヒーローしのいサーキット

【 GSR 】

全長×全幅×全高=4490×1770×1440mm、ホイールベース=2625mm、車重=1420kg、駆動方式=4WD、エンジン=2.0リッター4気筒 DOHCインタークーラーターボ[206kW(280ps)/6500rpm、400Nm(40.8kg-m)/3000rpm]、トランスミッション=6速MT、車両本体価格=362万2500円
三菱  ランサーエボリューションIX MR
三菱  ランサーエボリューションIX MR
フロントバンパー左右下部のエアダムを下側まで大型化し、空気抵抗とフロントリフトを低減。リップ側面の凹みは気流を剥離させてホイールハウス内にこもる空気を排除する。
三菱  ランサーエボリューションIX MR
RSをのぞき、リアドアとリアウインドウにプライバシーガラスを標準装備。トランクリッドには赤文字でMRのエンブレムがつく。リアウイングは中空カーボン製。ボディカラーはGSRがシルバーメタリック、パール系ホワイト、マイカ系ダークグレイ、ソリッド系のレッドの4色。RSは赤と白のソリッドの2色のみ。

エボリューション哲学のゴール

 まずはサスペンションがとてもしなやかに動くことに感心。エボIXもかなりしなやかでは.あったのだが、クルマの動きにバネの反発感からくる、鋭さやシビアさが少なからず含まれていて、ドライバーに緊張感を与えるところがあった。エボIX MRはドライバーに緊張感を強いるようなところがまるでない。バネの動きを穏やかにダンパーが抑えこんでくれている。
 そして驚くほどよく曲る! 足回りがしなやかになったことで、スムーズな荷重移動が可能になり、特別な操作をすることなく自然とフロントタイヤに荷重がかかり、素直に曲っていくのだ。

 エボVIII MRでビルシュタインダンパーを採用し、足回りをしなやか系に方向転換したランエボは、エボIX、エボIX MRと、このセッティングをさらに進化させた。つまりエボVIII MRから現行型までは限界性能を高めるのではなく、持てる性能をより引き出せるようにセッティングの哲学を変えたのだ。高いドライビングスキルを持ったドライバーのためだけにクルマを作るのではなく、誰でもその性能が引き出せる、あるいはどんな場面でも持てる性能の全てが発揮できるように…。
 第3世代エボの最終バージョンとして登場したエボIX MRは、ある意味でエボ哲学の集大成といえる、懐の深さを身上としている。

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エボリューション哲学のゴール

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熟成を極めた4G63とシャシー

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驚くべきしなやかさ!

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ナチュラルなスーパーAYC
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