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  試乗レポート   
プジョー
1007 
レポート:オースチン西村
写真:大谷耕一
試乗ステージ:横浜・みなとみらい周辺

【 1.6 スペック 】
全長×全幅×全高=3730mm×1710mm×1630mm、ホイールベース=2315mm、車重=1270kg、駆動方式=FF、エンジン=1.6リッター・直列4気筒 DOHC(108ps/5800rpm、15.0kg-m/4000rpm)、トランスミッション=5速 2トロニック、価格=229万円
プジョー  1007
プジョー  1007
407から始まった大きなプジョーマークとつり上がった猫科系ヘッドライトが特徴のフロントマスク。三頭身的なビッグフェイスがコンパクトカーらしからぬ存在感を醸している。ピニンファリーナが基本スタイルを手掛け、フロントマスクはプジョーが修正を加えたという。ボディカラーは12色。
プジョー  1007
プジョーは3桁ナンバーだが、従来のモデルレンジに当てはまらない1007は4桁ナンバーが与えられた。よく見ると“00”部分はつながって“∞”に。これも“ジャンルにとらわれない無限大の楽しさを秘めたクルマ”の意から。
輸入コンパクトカーはどうして魅力的?
 ここ7〜8年、コンパクトカーは日本車市場の多勢を占めるまでに急成長を遂げた。国内メーカーを見ても、ヴィッツやマーチやフィットといったオーソドックスなハッチバックから、ラクティスやキューブのようにちょっと背の高いハイトタイプまで、じつに豊富なバリエーションでユーザーの心を捉えようと必死になっている、ように見える。

 一方で、欧州のコンパクトカー事情はどうだろう。便利なサイズと高い環境性能が販売を後押ししているのは同じかもしれないが、作り手であるメーカーがそれぞれに築き上げてきた歴史やブランド力が、強い個性となっているところが大きく違わないだろうか? クラシカルなブランドと新技術を融合させたBMWミニや、独自のスタイルと独哲学で勝負するシトロエンC2など、作り手の頑ななまでのクルマ好き度合いが見て取れ、そうした熱い思いが各車各様の個性となってじわっ〜と伝わってくるようで心地いい。

 こうしたクルマ作りがベストかどうかの議論はひとまず置くとして、売れるとなると、とことん似通ったモデルでライバルを撃沈するような、日本メーカーのスリリングな戦いよりは精神衛生上もいい。ユーザーだって、地に足の着いた大人のクルマ選びが楽そめそうで、毎年約4万台もの輸入コンパクトカーユーザーが増えている背景には、こんな事情もありそうだ。

 05年春に欧州デビューしたプジョーの革命児「1007」は、そんな欧州車的クルマづくりの究極形。前身は02年のパリモーターショーで登場したコンセプトカー「sesame」で、4mに満たない全長に両側電動スライドドアを組み合わせるという奇想天外さが楽しい。日本に導入された1007は1.4リッターSOHCと1.6リッターDOHCの2タイプ。ミッションは2ペダル方式のオートマチックMT「2トロニック」のみ。金太郎飴的な日本のコンパクトカー市場の門戸を開くためにやってきた1007の、「Open sesame !」なインパクトをご紹介しよう。

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Page1 輸入コンパクトカーはどうして魅力的?
Page2 自由自在の電動スライドドア
Page3 2トロニックはATとMTのイイとこ取り
Page4 マニュアルモードで行こう!
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