| 試乗レポート 海外試乗 |
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レポート:岡崎五朗
写真・取材協力:ポルシェジャパンKK
試乗ステージ:ドバイ
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【スペック】
全長×全幅×全高=4800mm×1950mm×1700mm、ホイールベース=2855mm、車重=2500kg、駆動方式=4WD、エンジン=4.5リッター・V型8気筒 DOHCツインターボ(521ps/5500rpm、73.4kg-m/2750-3750rpm)、トランスミッション=6速ティプトロニックS(AT)、価格=1850万円 |
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値引き攻勢には乗らない
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カイエンは、ポルシェ初のSUVとして2002年にデビューした。VWとの共同開発プロジェクトということもあり、プラットフォーム的にはトゥアレグと共通項目が多く、V6エンジンを積む最廉価モデルにいたってはエンジンもトゥアレグと共通だ。しかし主力のV8エンジンは正真正銘のポルシェ製だし、生産もポルシェの工場が担当。乗ってみても、切れ味のいいハンドリングなどはトゥアレグとは一線を画す。そして何より、ポルシェ以外の何物にも見えないルックスとポルシェバッジの威力によって、'05年7月までの一年間で年間4万台を販売する大ヒットモデルになったのだ。
しかし、さしものカイエンも最近では3万5000台レベルまで販売台数が落ちてきている。ポルシェによると、主力市場の米国でビッグ3が大幅な値引き攻勢をかけてきた影響が大きいという。そこで投入されたのがシリーズトップグレードとなるカイエン・ターボSというわけだ。
安売り攻勢に対抗するためにどうして高性能モデルなのか? ポルシェはこう説明する。「新車の値引きは中古車価格=下取り価格の下落につながります。それはわが社の顧客に対する裏切り行為とも言えるでしょう。高いリセールバリューというポルシェの価値を維持するため、われわれは絶対に値引き競争には参戦しません。その代わり、より魅力的でインパクトのある商品を市場に投入するのです。」
値引きという安易な道ではなく、商品の魅力をさらに増す。世界中のどのメーカーよりもテクノロジー志向の強いポルシェならではの戦略だ。では、カイエン・ターボSはカイエンの魅力をさらに高めるだけの実力をもっているのだろうか。ドバイで開催された国際試乗会での様子とともに報告していこう。
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