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試乗レポート   

スバル
フォレスター エアブレイク&STI Version

レポート:丸茂亜希子
写真:吉田宏隆

【 AIRBREAK 】

全長×全幅×全高=4455×1735×1590mm、ホイールベース=2525mm 車重=1420kg、駆動方式=4WD、エンジン=2.0リッター水平対向4気筒 SOHC [103kW(140ps)/5600rpm、186Nm(19.0kg-m)/4400rpm]、トランスミッション=4速AT、車両本体価格=227万8500円
スバル  フォレスター
スバル  フォレスター
2リッターNAユニットを搭載する「2.0X」をベースに、スポーティバンパ−や大型ガラスサンルーフ、HDDナビといった豪華アイテムを標準装備した「AIRBREAK(エアブレイク)」。価格はベース車に対して23万1000円高と、お得な設定だ。
スバル  フォレスター
エアブレイクというネーミング通り、外装はシルバーメタリックで爽快感を表現し、内装は“風を感じる爽やかな室内”をテーマに開発された。

好対照な2台のフォレスターに乗る

 秋の陽射しは、色づきはじめた葉を美しく照らし出す名手だ。風は頬にじんわりと冷感を残し、人恋しい気分にさせる。この陽射し、この風を感じる頃になると、本棚に鎮座させたままの長編小説とコーヒーを手に、秋空の下で自分だけの世界に浸りたくなる。目指す場所はいつも山か高原と決まっていて、相棒には迷うことなくSUVを選ぶ。なぜって、未舗装路は朝露や雨でぬかるんでいるかもしれないし、大雨のあとなら濁流の名残でギャップが深いかもしれない。舗装路だって、落石や倒木が行く手を塞いでいないとも限らない。山道を甘く見てはいけないのである。

 ちょうどそんなタイミングで編集部から舞い込んだのは、ライトSUVの代表格であるスバル・フォレスターの試乗依頼だった。しかも特別仕様車の「エアブレイク」と「STI Version」という、ある意味“真逆”な2台だ。秋のアウトドア・ドライブに連れ出して、それぞれの世界を試すことができるなんて、願ったり叶ったりである。

 フォレスターは1997年に初代がデビューして以来、その道具然とした佇まいや2代目レガシィゆずりの性能の高さが評価され、オンロードとオフロードを両立する「クロスオーバーSUV」という独自の市場を切り拓いてきた。そして2002年に2代目へと昇華し、ビックマイナーチェンジが行われたのは2005年早々のことである。ぐっとフロントグリルに力強さを増し、上質感も身につけた現行モデルのスタイリングを見た時、これなら女性にも似合うなと直感した。足回りやシャシーの進化向上はもちろんのこと、新開発の2.0リッターNAエンジンの軽快さと滑らかさ、そして静かでスルスルと吹けあがるターボエンジンにひと際感心した記憶がある。

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