全長4380×全幅1865×全高1265mm、ホイールベースは2600mm。トレッドは前1570mm、後1560mmでクーペと変わらない。車重はオープン化によって1630kg→1710kgへと80kg増加。。荷室はクーペの300リッター→144リッターへと減少。
V8ヴァンテージの開発は先に登場したクーペも、ロードスターも同時に進められている。拡張性の高いVH(バーティカル・ホリゾンタル)プラットフォーム構造は共通で、アルミ合金、マグネシウム、スチール、複合素材などを使い分ける。製造は英国ワーウィックシャー州ゲイドンにある本社工場。写真のボディ色が吉田匠一押しのカリフォルニア・セイジ。オープンボディのCD値は0.35。
Dr.ウルリッヒ ベッツはCEOを継続。レポートにもあるように、フォード傘下時代より資金面でも有利になるとの観測が優勢。06年のデトロイトで登場した4ドアサルーンRAPIDEのコンセプトも市販化されてアストンファミリーのラインナップが充実する可能性は高そうだ。
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その名はV8ヴァンテージ“ロードスター”
アストン・マーティンに新しいオープンモデルが加わった。その名もV8ヴァンテージ・ロードスター。新生アストンのベーシックなスポーツカー、V8ヴァンテージのオープンバージョンだが、アストンは伝統的に、自らのオープンモデルを「ヴォランテ」と呼んできたのではなかったか? 実際、DB9のオープンはヴォランテなのに、なぜこいつは「ロードスター」なのか? それについては去年6月、ル・マンの直後にイギリス、ゲイドンの本社を訪ねてインタビューした際、CEO=社長のウルリヒ・ベッツがこういっていた。「来年早々にはV8ヴァンテージのオープンモデルを出します。これは2シーターの軽快なオープンスポーツなので、DB9と違ってヴァンテージとは呼びません。そう、イギリスの伝統的なオープンスポーツカーの呼び名、ロードスターの名前を与えるのです」 そのときの話が現実になって、南仏プロヴァンスのGordes=ゴルドという山間の集落をベースにしたV8ヴァンテージ・ロードスターのワールドプレミアプレス試乗会が実現したわけだ。しかし、アストン・マーティンといえば少し前に、フォードに替わる新しい売却先が公表されたばかり、試乗会なんかやっている場合なのか、という見方もあるだろう。 だが心配はご無用。プロドライブのボス、デイヴィッド・リチャーズと彼のバックにいるドバイやクゥエートの投資家グループによる買収は、ウルリヒ・ベッツを含む現行アストン・マーティンも望んだ展開であり、それによってニューモデルの開発やその発表プログラムに変更が生じることはない、というのが彼らの正式な見解なのだ。実際、試乗会のほぼ最終グループに当たる僕らの試乗日にも、2人の女性スタッフを含む本社広報のトップ3が顔を揃えていたのに加えて、ディナーの席にはイギリスはゲイドンの本社からベッツCEO自身も南仏に駆けつけるという、なんとも華やかな歓迎ぶりなのだった。
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