実質的には6年振りのモデルチェンジ
今やヨーロッパではメルセデス・ベンツ、BMWと並ぶプレミアムブランドとして君臨しているアウディが、現在の地位を得るきっかけとなったのは、1993年にデビューした初代A4だった。それまでの80の後継車として登場した初代A4は、洗練されたデザイン、上質な走り、そして何より卓越した内外装のクオリティ等によって厚い支持を獲得。その後、現行型に至る約15年の間にシェアを確実に伸ばし、アウディの核としてそのブランドイメージ向上に大きな役割を果たしてきた。 その人気は今や完全に定着。実際、昨年のドイツ国内での販売台数はBMW3シリーズ、メルセデス・ベンツCクラスを上回っている。当然、日本でもA4はアウディの販売の中心となるが、まだアウディ・ブランドの認知度が高いとは言えない日本市場では、着実に販売を伸ばしながらも、3シリーズやCクラスには及んでいないのが現状である。 それだけに新型A4への期待は大きい。その完成度次第では、大ブレイクの発端となることだって期待できるはずだ。 現行型A4が日本に導入されたのは2005年2月のこと。それから3年も経たないうちに新型が出るとは…と思われる方も居るかもしれないが、実は現行モデルは、先々代の外板パネルやエンジンなどを刷新した、言わばビッグマイナーチェンジモデル。そう考えると、新型は実質的に6年半ぶりの一新と言うことができる。 車体の基本骨格は完全新設計とされ、しかも今回は単なる進化・改良に留まらず構造の一大変革まで行なっている。サスペンションやステアリング系などもまったく新しいものだし、エンジンやトランスミッションも用意されるのは進化版ばかり。外観は、特にディテールの面ではそれほど大きくイメージを変えてはいないが、その中身はまったく別物と言っていいほどに生まれ変わっているのだ。
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