観音開き式ドアを備える変型5ドアスタイルのMINIクラブマンでは、3ドアハッチの標準MINIから全長を240mm、ホイールベースを80mm延長し、その分は後席の足元スペースの拡大に使われている。日本での価格は、クーパーの6MTが274万円、クーパーSの6MTが318万円で、6ATはそれぞれ13万円アップ。発売は来春だが、先行予約は10月25日から始まった。
クラブマンのルーツは、1960年代のオースチン・ミニ・カントリーマン(写真)やモーリス・ミニ・トラベラーといった歴代モデル。かつてのミニでは木製フレームとむき出しのヒンジがリアエンドの特徴だったが、新型ではCピラーの段差がとれて空力特性も高められている。
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またまたヤッてくれた
MINIは、クルマ界のアイドルとして揺るぎないステイタスを保っている。一般論でいえば、クルマの人気はデビューの段階でピークに達し、その後は下降を続けるものだ。芸能界のアイドルだって、新曲を出したり歌手なのに映画に出演したり、手を変え品を変えながら人気を保っているけれど、それは簡単なことじゃないハズ。でも、MINIは従来型から現行型に至るまで、人気が衰えてきたなんていう話を聞いたことがない。それどころか、バリエーションを充実させるたびにアイドルとしてのステイタスに磨きをかけている。その秘密は、プレミアムコンパクトとして他にライバルが存在しないこととか、新人アイドルがいきなり独立プロダクションを設立して盛大なプロモーションも展開したようなこととか、あり得ないブランド戦略が奇跡の成功を収めたからだとハギハラは分析している。 そんなMINIが、またまたヤッてくれた。オリジナルのMINIにもあったワゴンのようなボディ(カントリーマンとかトラベラーとか、さらにはクラブマンと呼ばれていた)をモチーフにした“クラブマン”を誕生させたのだ。そこにはハッキリとした意図があり、市場からの「もうチョット室内が広ければイイのに…」といった要望に応えることが目的。だからといって、単純にMINIをデカにしないところがブランド戦略の巧みさ。やはり他にライバルがない、ボディの右側に2枚、左側に1枚、後側に2枚の計5ドアを持つユニークなスタイルを実現。初めて見たときには違和感があり、それは「なんだか胴長なクルマだなぁ」みたいな印象だったけれど、慣れてくると超個性派アイドルとしてのキャラクターが立ってくる。そして、室内スペースはホントに、しかもかなり広くなっていたのだ。
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