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試乗レポート   

シボレー
HHR

レポート:生方 聡
写真:荒川雅臣
試乗ステージ:千葉・舞浜周辺

【 1LT 】

全長×全幅×全高=4500mm×1740mm×1620mm、ホイールベース=2630mm、車重=1430kg、駆動方式=FF、エンジン=2.2リッター直列4気筒DOHC [111kW(151ps)/5600pm、205Nm(21.0kg-m)/4200rpm]、トランスミッション=4速AT、車両本体価格=325万5000円

シボレー HHR
シボレー HHR

40〜50年代のシボレーのフルサイズワゴン=サバーバンのシルエットをボンネット周りやフェンダーアーチなどで表現したエクステリアは、登場当時、デザイナーが同じだったこともあり、PTクルーザーに似ているという批判も受けた。PTクルーザー比で全長+205mm、全幅−10mm、全高-30mm、ホイールベース+15mm。

シボレー HHR

1LTと2LTはクロームメッキグリルを採用。昔の巨大なV8を納めた背の高いボンネットの雰囲気も醸されたレトロモダンなスタイリング。ゴールドの十字エンブレムはシボレーの「ボウタイマーク」で蝶ネクタイを表現したもの。

シボレーの野望

 日本でシボレーといえば、十文字のエンブレムがフロントグリルを飾る大型のSUVやバンのブランドというイメージが強い。しかし実際は、スモールカーから大型セダン、コルベットなどのスポーツカー、そして、ピックアップトラックなど、何でも揃うアメリカ市場ナンバーワンの自動車ブランドであり、その事実を知らない日本人は意外に多い。

 そのシボレーが、近年目標のひとつとして掲げているのが、スモールカー市場でもナンバーワンを目指すこと。折からの原油高もあって、アメリカ市場では燃費のいいスモールカーの需要がますます拡大の傾向にある。

 しかし、この分野では日本車が圧倒的な強さを見せており、これに対抗するためには、日本車と肩を並べる技術や優れたパッケージング、そして高いクオリティはもちろんのこと、プラスアルファの魅力が不可欠になる。そのプラスアルファとして、アメリカンブランドが得意とするもののひとつに、レトロな雰囲気溢れるエクステリアデザインがある。旧き良き時代のカーデザインを現代流に解釈して蘇らせるという手法で、たとえば、サイズは違うけれど、同じアメリカのフォードならマスタングやサンダーバード、ダッジならチャージャー、そしてスモールカーの世界で成功を収めたクライスラーのPTクルーザーなどが、アメリカ車の匂いをプンプンと漂わせることで、アメリカ国内だけでなく、モデルによっては国外でも人気を博しているのは見逃せない。

 そんななか生まれたのが、シボレーの小型戦略モデルのひとつ、HHRである。

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