C4サルーン&クーペとデザイン的な共通点は多いが、ピカソはモノボリュームならではの柔らかな表情を特徴とする。視界確保のための細身のAピラーが印象的。ボディカラーは7色。空力を意識したボディはCd値0.31。
サイドウインドウでもピラーの細さが際立ち、ビジョスペース(VISI0SPACE)のコンセプト通りルーミーなキャビンを伺わせる。バックドアのガラスハッチは独立して開閉。ホイールサイズは215/55R16でアルミホイールが標準。全長4590×全幅1830×全高1685×ホイールベース2730oはグランセニックより一回り大きく、国産車ではアイシスの4640×1710×1670×2785mmと近いか。
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世代交代中のシトロエンが生み出したミニバン
シトロエンの新しいコンパクトMPV=マルチ・パーパス・ヴィークル、今日の日本の一般的な表現でいうとミニバンに当たるC4ピカソが、5月26日に日本で発売された。C4ピカソの正式デビューは去年秋のパリサロンだったから、それから8ヶ月で早くも日本発売に漕ぎつけるとは、フランスのメーカーも早業を身につけたものだと思う。 それはさておき、C4ピカソだが、フランスのメーカーのなかでも取り分けの個性派として知られるシトロエンとミニバンとはあまりダイレクトにイメージが結びつかないかもしれないが、実はシトロエン、人やモノを快適に運ぶための自動車をつくるのが昔から得意だった。しかも彼らは現在も、この手のクルマのラインナップを意外なほど数多く持っている。このC4ピカソが出てからも、最近までその下にクサラ・ピカソが現役として残っていたし、逆に上にはC8なる5/8人乗りの中型ミニバンが存在している。それに加えて今年3月のジュネーブショーでは、おそらくクサラ・ピカソに代わるはずのC4ピカソのショートバージョン、2列シート5人乗り仕様が追加された。その結果、ヨーロッパでは3列シートモデルをC4グランド・ピカソと呼んで2列シート版と区別しているようだが、日本には2列シート版C4ピカソは当面導入されないので車名の変更はない。 シトロエンは現在、全体のラインナップを新世代デザインのモデルに切り替えている最中で、C4とC6がすでに新世代に替わっているが、C4のプラットフォームをベースにしたミニバンのピカソも、そういった新世代シトロエンのひとつなのはいうまでもない。
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