メッシュグリルが象徴する“R”の意味
ジャガーXKR。レースに出るためのホモロゲーションモデルではないが、“R”の文字はなぜか熱い走りを予感させる。と同時に、なにやらワルなイメージも連想させる。いずれにせよ、ジャガーXKというだけで確実にインパクトがあるのに、そこに“R”を加えてさらなる迫力を加えたジャガースポーツの高性能バージョン、それがXKRだ。 その“R”の部分を象徴するのがフロントグリルとその下のエアインテークに張られたメッシュ、およびフロントフェンダーに加えられたエアアウトレットである。特にメッシュのグリルとインテークは、前からパッと見た瞬間に高性能を予感させて、普通のXKとの違いを鮮明に認識させてくれる。昔からイギリスの高性能車には網目グリルのクルマが多かった。だから英国車の網目グリルをナメてはいけない。ただし近頃のジャガー、サルーンのXJにメッシュグリルを多用しているのが若干気になるが…。 その網目グリルとフェンダーサイドのエアアウトレットが象徴しているのは、304psと421Nmを生み出すXKの4.2リッターV8に対して、スーパーチャージャーによる過給を加えることで426psと560Nmを叩き出すに至ったエンジンと、そのハイパフォーマンスに合わせて諸々強化されたシャシーに他ならない。つまりXKRの金網グリルは、「こいつはタダモノじゃないんだぞ!」の極めて効果的な意思表示なのである。しかもその意思表示のなかには、クーペが1330万円、コンバーチブルが1440万円という、普通のXKのちょうど200万円増しのプライシングの威力も含まれていると考えていい。
Page1メッシュグリルが象徴する“R”の意味
Page2アルミモノコックボディの恩恵
Page3フットワークに抜かりなし
Page4ロック親爺とXKR
|