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試乗レポート   【 海外試乗 】

マセラティ
グラントゥーリズモ

レポート:吉田 匠
写真:コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド
試乗ステージ:イタリア・ドロミテ周辺

【 グラントゥーリズモ 】

全長×全幅×全高=4884mm×1847mm×1353mm、ホイールベース=2942mm、車重=1880kg、駆動方式=FR、エンジン=V8DOHC [298kW(405hp)/7100rpm、460Nm(47.0kg-m)/4750rpm]、トランスミッション=6速AT

マセラティ グラントゥーリズモ
マセラティ グラントゥーリズモ

シート表皮はポルトローナ・フラウ社製が標準で、前席はともに電動アジャスト。デュアルゾーン調整式エアコンも標準。パドルシフトの裏側はアルカンターラで裏打ちされている。6速ATはオート・ドライブ/オート・スポーツ/ローグリップ/オート・アイスの4つのドライブモードをもつ。

マセラティ グラントゥーリズモ

ライバルはBMW650i、メルセデスCL500、ジャガーXK/XKRやアストンV8ヴァンテージなど。後席は写真で見てもそこそこ実用的な空間を確保していそうで、同社によれば大人2名が長時間座っても快適な広さだという。前席肩口のレバーはイージーエントリー用で、シートバックが前倒しになると同時に、座面が電動で前方へ移動する。

もうすぐ注目の日本デビュー

 トランスアクスル+カンビオコルサのグランスポーツ系と比べると、刺激が少なくなったという見方もできるかもしれない。でも、そういう強烈な刺激が欲しいのなら、フェラーリを選べばいいのではないか。V8エンジンの咆哮、俊敏な回頭性、それにトルコン式ATながらステアリングパドルで歯切れのいいシフトが決められるトランスミッション。このサイズの4座スポーツGTとして、充分に刺激的なクルマだと僕は思った。しかもそれでいて、毎日の足に使ってもドライバーを疲れさせないであろう洗練された乗り心地と、ワインディングロードで腰の座ったハンドリングを手に入れたのだから、グラントゥーリズモはマセラティのブランドに相応しい大人のスポーツGTであるといっていい。

 東京モーターショーの時期に日本で正式デビューを果たすはずのマセラティ・グラントゥーリズモ、噂されるベーシックプライスは1500〜1600万円前後というから、かなり妥当なものである。2000万円弱のラグジュアリーGTのカテゴリーにまたひとつ、イタリアはモデナから魅力的なアイテムが投入されてきたわけである。

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