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試乗レポート   

三菱
SUVシリーズ

レポート:まるも亜希子
写真:吉田宏隆
試乗ステージ:伊豆モビリティパーク

【 アウトランダー G 7人乗り 】

全長×全幅×全高=4640×1800×1680mm、ホイールベース=2670mm、車重=1620kg、駆動方式=4WD、エンジン=2.4リッター直列4気筒・DOHC [125kW(170ps)/6000rpm、226Nm(23.0kg-m)/4100rpm]、トランスミッション=6速CVT、価格=266万7000円

三菱 SUVシリーズ
三菱 SUVシリーズ

エンジンや4WDシステムなどの駆動系の変更は最小限に、ダンパーやサスペンションなど、主に足周りをラリー仕様に変更した“パリダカ・デリカD:5”。サポートカーとして07年のパリダカを完走した実力はもちろん、乗り心地が驚くほどにイイのが印象に残った。

三菱 SUVシリーズ

ラリー仕様のデリカD:5を完全に手の内にいれたドライビングで、狭い林間コースやコーナーを驚異的なスピードで鼻歌まじりに駆けぬける田口勝彦選手。ボディ内部はロールバーで補強され、運転席と助手席・後席中央の3席はバケットシートが装着されている。

三菱の四駆モデルに一気乗り!

 まだ夜が明けきらないうちに東京を後にし、今まさに桜の見ごろを迎えた箱根を抜けると、朝靄のかかる伊豆モビリティパークが見えてきた。山肌が剥き出しのダートコースを背に、パジェロ、アウトランダー、デリカD:5、トライトンといった三菱のスターモデルたちが並んでいる。その姿は東京の街中で見るよりも、堂々とそして活き活きとしたオーラを感じさせた。「他メーカーさんでは、まずこんな試乗会はやらないでしょう」と、開発スタッフが胸を張るその内容とは、ダートコースで三菱の主要四駆モデルを一気乗りさせてくれるというものだ。

 思えば2007年の三菱は、ダカールラリーで前人未到の7連覇を達成するという、素晴らしい記録で幕を開けた。世界をまた一歩リードした三菱の四駆技術の根底には、「意のままの操縦性」と「卓越した安定性」を叶えるべく、4つのタイヤ能力を的確に最大限に発揮させる、AWC(オール・ホイール・コントロール)という思想がある。それを具現化するには、「四輪の接地荷重」「四輪の負荷分担」「四輪のスリップ比・スリップ角」の3つの制御技術が必要不可欠であり、モデルごとにそのチューニングを変えている。さらにパッシブ式(アイ、コルト等)、電子制御(アウトランダー、デリカD:5等)、センターデフ式(パジェロ、ランエボ)と、最適な四駆システムを選定しているのである。

 モビリティパークは急なアップダウンが多いが、スピードがのる長いストレートもあり、いくらでも“攻められる”コースである。試乗車はノーマルで、私の腕はユーザーの皆さんと大差ないレベルゆえに、このレポートは三菱の四駆を愛車とする人ならば、誰でも体験できるリアルワールドであるはずだ。

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