三菱の四駆モデルに一気乗り!
まだ夜が明けきらないうちに東京を後にし、今まさに桜の見ごろを迎えた箱根を抜けると、朝靄のかかる伊豆モビリティパークが見えてきた。山肌が剥き出しのダートコースを背に、パジェロ、アウトランダー、デリカD:5、トライトンといった三菱のスターモデルたちが並んでいる。その姿は東京の街中で見るよりも、堂々とそして活き活きとしたオーラを感じさせた。「他メーカーさんでは、まずこんな試乗会はやらないでしょう」と、開発スタッフが胸を張るその内容とは、ダートコースで三菱の主要四駆モデルを一気乗りさせてくれるというものだ。 思えば2007年の三菱は、ダカールラリーで前人未到の7連覇を達成するという、素晴らしい記録で幕を開けた。世界をまた一歩リードした三菱の四駆技術の根底には、「意のままの操縦性」と「卓越した安定性」を叶えるべく、4つのタイヤ能力を的確に最大限に発揮させる、AWC(オール・ホイール・コントロール)という思想がある。それを具現化するには、「四輪の接地荷重」「四輪の負荷分担」「四輪のスリップ比・スリップ角」の3つの制御技術が必要不可欠であり、モデルごとにそのチューニングを変えている。さらにパッシブ式(アイ、コルト等)、電子制御(アウトランダー、デリカD:5等)、センターデフ式(パジェロ、ランエボ)と、最適な四駆システムを選定しているのである。 モビリティパークは急なアップダウンが多いが、スピードがのる長いストレートもあり、いくらでも“攻められる”コースである。試乗車はノーマルで、私の腕はユーザーの皆さんと大差ないレベルゆえに、このレポートは三菱の四駆を愛車とする人ならば、誰でも体験できるリアルワールドであるはずだ。
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