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試乗レポート   【 海外試乗 】

ポルシェ
911 GT2

レポート:吉田 匠
写真:ポルシェジャパン
試乗ステージ:ドイツ北部

【 GT2 】

全長×全幅×全高=4469mm×1852mm×1285mm、ホイールベース=2350mm、駆動方式=RR、エンジン=3.6リッター水平対向6気筒DOHCツインターボ[390kW(530ps)/6500rpm、680Nm(69.4kg-m)/2200-4500rpm]、トランスミッション=6速MT、価格2607万円 ※基本データは欧州仕様です

ポルシェ 911
ポルシェ 911

フロントバンパー下のセンターインテークは911ターボより大型化。ボンネットフードの前方にも補助エアアウトレットが追加され、ラジエーター内のエアの流れを向上させるとともに、ダウンフォースも強める。ハードな足回りにより姿勢変化がほとんど無いことから、標準装備のバイキセノンライトは光軸調整機能が省かれる。

ポルシェ 911

強化されたシャシーはGT3ベースで、車高は911カレラより−25mm、911ターボより−15mm低く、GT3より+5mm高い。前後アクスルのスタビライザーは前4段階、後3段階の調整式。サスペンションのスプリングレートはもちろん、キャンバー角が微調整できるところもサーキット仕様。大型の前後スポイラーを装備しつつも、Cd値=0.32と、先代GT2の0.34を下回った。

発進から11.2秒で200km/h、そのまま踏み続ければ329km/h!

 911GT2。数あるポルシェ911のバリエーションのなかで、公道を走れるロードゴーイングモデルで最速の1台。そう表現するのが最も解りやすいだろう。空冷エンジンの最終世代、タイプ993の時代に、GT2カテゴリーのレーシングモデルのベースカーとしての意味合いを持って初登場、水冷初代のタイプ996を経て、現行モデルのタイプ997へ。ただし、996の時代になるとGT2のレース自体がなくなっていたから、水冷エンジンのGT2は超高性能なロードゴーイング911を意味するモデルに変わっていた。

 とはいえ、レーシングGTを志向した初代から機械的な構成は変わっていない。つまり、911ターボ用をハイチューンしたエンジンに3ペダルの6段MTを組み合わせ、後輪を駆動するという、素晴らしくシンプルで古典的な構造を採る。いわばGT3のターボ版・・・。

 だが、3.6リッター水冷フラット6ツインターボエンジンは、997ターボ用を50ps上回る530psのパワーと、630Nmのトルクを叩き出す怪物で、しかも車重は1440kgと911ターボより145kgも軽く、NAのGT3と比べても45kgしか重くない。だから動力性能は凄まじいものになり、ゼロ発進加速は100km/h、200km/h、300km/hまでそれぞれ3.7秒、11.2秒、33.0秒で到達、最高速は329km/hに達するという超絶な数字が並ぶ。

 あらためて振り返ってみると、タイプ993の時代から、911ターボの駆動系はフルタイム4WDを採用している。ツインターボエンジンの生み出す強大なパワーとトルクを確実に路面に伝え、安定したハイスピードドライビングを味わうには、4WDが不可欠とポルシェが考えたからだ。なのに、911ターボよりパワフルなGT2は後輪のみを駆動。そんなクルマをまともにコントロールできるのか、と少々弱気になっても不思議はない。

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発進から11.2秒で200km/h、そのまま踏み続ければ329km/h!

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カレラのように滑らかにスタートし…

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2607万円也の価値は?

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世界最速のロードゴーイングGTの座
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