一目でわかる、オーリスとの違い
コクピットに座ったときの高級感。アクセルを踏んだ瞬間に感じるパワフル感。ブレイドに触れてみると、兄弟車「オーリス」とは明らかに異なるコンセプトで作り上げられていることを体感できる。 漂わす雰囲気は、あえてオーリスをヴィッツの親玉と表現するのであれば、ブレイドはマークXの子分。走ってくるのを正面から見る限り、マークXだと勘違いする方もいるかもしれない。グリルの横ラインをクローム処理して強調した、ワイド感や“押し”の強さがそう感じさせる。 さらに存在感も脱コンパクトカーレベル。左右のAピラー付け根からフロントバンパー下部まで繋がるラインや、ドアハンドルの高さに一本鋭く通ったサイドプレスラインなど、オーリス以上に加工に手間のかかる、凝ったデザインに仕上がっている。 しかも、その“押し”の強いフロントマスクに負けない迫力が、リアビューにも備わっている。LEDを使ったリアコンビネーションランプは、斜め前方から見るとランプが飛び出しているように見える凹凸の強い造型だ。オーリスに対し全長は40o長いが、その全てを室内空間等のユーティリティのためではなく、デザイン性を高めるために使われているから驚きだ。 オーリスと同じプラットフォームを使いながら、このようなこだわりを感じるデザインにより、全く異なる存在感や質感を出していることに、素直に拍手を送りたい。では、なぜここまでデザインに凝らなければならなかったのか? この答えは、今までの国産車には無かったポジショニングを狙ったブレイドのコンセプトにある。
|