欧州では04〜06年にかけて販売台数がMPV全セグメント中1位。日本でも輸入車MPVセグメント首位を走るトゥーラン。全長4420×全幅1795×全高1660mmというサイズは、国産車で言えば、ワイドな全幅を特例とするとストリーム、ウィッシュ、プレマシーあたりとサイズ的に競合する。ワッペングリルの採用によって、MC前モデルより全長は30mm伸びた。
2列目は3席が独立してスライドし、取り外しも可能で、シートベルトは3席とも3点式。強く貼られたクッションや、操作レバー類の緻密な仕上げがドイツ流だ。3列目シートは床下に格納できる。
サードシート展開時の荷室スペースは小さいが、もともとトゥーランのサードシートは大人には狭く非常用的なもの。サードシートを畳んだ時の荷室は広大で、さらにセカンドシートを畳むか外すとワンボックス顔負けの空間も広がる。
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生方聡はトゥーランが気になる
「2007はTSIエンジンの年!」とVWジャパンが宣言したとおり、その第一弾として投入されたゴルフGT TSIが話題を呼んでいる。2月に開催のデビューフェアでは試乗件数が過去最高を記録し、発売から3週間の累計受注も1500件を超えて、いまから申し込んでも納車までに3カ月ほどかかるという過熱ぶりだ。もちろん、私も試乗して、予想を上回る力強さに感服したのだが、実は個人的な興味はTSI第2弾となるゴルフ トゥーランにあった。 というのも、何を隠そう、この私、2006年式ゴルフ トゥーランGLi(2リッターFSIエンジン搭載)のオーナーであり、会社で所有していた2004年式を加えると、すでに2万km以上のつきあいになる。だから、ゴルフ トゥーランには人一倍うるさいのだ。シャシーの基本設計がゴルフVと共通で、コンパクトなボディにもかかわらず、3列7人分のシートを備えるのがゴルフ トゥーランの特徴。私が気に入っているのは、ゴルフに引けを取らない軽快なハンドリングと重厚な乗り味、そして、ドイツ車らしいシンプルで落ち着いたインテリアデザインなど。2列目が独立した3つのシートで構成され、チャイルドシートを2つ載せても、残りのシートに大人が無理なく座れるのも、選んだ理由のひとつである。 そんなゴルフ トゥーランが、マイナーチェンジによりフロントマスクをリニューアルするとともに、エンジンのラインアップも一新、話題のTSIエンジンを全面採用することになった。狙いはもちろん二酸化炭素排出量の抑制、すなわち、燃費の向上である。ヨーロッパでは燃費に優れるTDI(直噴ターボディーゼル)が人気のVWだが、その恩恵を受けられずにいた日本のユーザーにとって、このTSIエンジンは、まさに朗報といえるテクノロジーである。
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