海外試乗記  アストンマーティン V8ヴァンテージ S

V8ヴァンテージ

【 V8 ヴァンテージ S クーペ 】
全長×全幅×全高= 4385mm×1865mm×1260mm
ホイールベース=2600mm
車両重量=1610kg
駆動方式=FR
エンジン=4735cc V型8気筒DOHC
最高出力= 321kW(436ps)/7300rpm
最大トルク=490Nm(50.0kg-m)/5000rpm
トランスミッション=7速シングルクラッチAT
欧州複合燃費=7.6km/L
価格=1753万5000円

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アストンマーティン V8ヴァンテージ S 試乗レポート

舞台はスペイン南部の公道とサーキット

2011/04/05 掲載
レポート:吉田 匠special blog
写真:アストンマーティン

 高性能ブリティッシュスポーツカーの老舗ブランド、アストンマーティンは相変わらず元気がよさそうに見える。決して規模の大きいメーカーではないにもかかわらず、かなりいいペースでニューモデルを世に送り出していることから、それが窺える。最近では、V8シリーズの高性能版たるV8ヴァンテージSを発表したと思ったら、それに続いて3月のジュネーヴショーにV12シリーズの新作、ヴィラージュをデビューさせた。

アストンマーティン V8ヴァンテージ S

ロアバンパーはV8ヴァンテージに対して開口部が広がり、ボトム部分に...

アストンマーティン V8ヴァンテージ S

リアバンパー下もブラックアウトされたカーボンディフューザーになり、トラ...

 しかもアストンマーティンはジュネーヴショー直後の3月に、V8ヴァンテージSとヴィラージュの2モデルの国際プレス試乗会を、気候の温暖な南欧イベリア半島で開いた。スペイン南西部アンダルシア地方マラガ県、その県都である地中海に面した港町マラガから内陸部に向けてクルマで1時間強ほど走ったところにある断崖の上の旧い要塞都市ロンダ周辺の、スケールの大きい景観のなかを走るワインディングロードと、そこにあるプライベートサーキット、アスカリレースリゾートがその舞台である。

 フェラーリを駆って1952年、53年と2年連続でF1ワールドチャンピオンとなったミラノ生まれのレーシングドライバー、アルベルト・アスカリの名を冠したそのサーキットのコースは、変化に富んだコーナーとストレートからなる全長が5km以上はあるかと思われる立派なものだが、しかしここはレースをするためのサーキットではない。西ヨーロッパの某国の富豪がオーナーで、もともと自分が好きなクルマを走らせるために造ったものだという。だからガードレールは最小限だし、観客席のスタンドも見当たらない。

 僕自身、2年ほど前にアウディR8 V10の試乗会で走った経験のあるその通称アスカリサーキットで今回ドライビングしたアストンは、V8ヴァンテージSだった。

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