自分が購入するクルマを選択する方法論はいくつか考えられる。そのひとつは世の中で評価の高い、いわゆる定評のあるクルマを選ぶというやり方だ。これはおそらく最も一般的でポピュラーな選択方法で、あらゆる分野で平均点の高い、間違いのないクルマを入手できる可能性が極めて高くなる。いわゆるCセグメントの輸入車というカテゴリーでいえば、フォルクスワーゲン・ゴルフがこの方法で選ぶ典型的な選択肢ということになろう。
それと対照的なのが、総合的な平均点はさほど高くなくてもいいから、どこかに他のクルマにはない傑出した部分を持つクルマを選ぶという方法である。そうやって選択したクルマの場合、ある分野では必ずしも満足できないものがある可能性が生じる一方で、そのクルマの得意分野においては、他のクルマでは手に入れることが難しい快感や満足感を得られる可能性がぐーんと高くなるはずだ。同じくCセグメント輸入車でいえば、シトロエンC4などその典型となり得るクルマだと思う。
C4はプジョーグループに属するフランスの超個性派、シトロエンのCセグメントハッチバックで、クサラの後継モデルとしてその初代がデビューしたのは2004年のことだった。それからヨーロッパ車の平均的ライフに近い6年が経ち、その間におよそ100万台という生産実績をマークして去年2代目に生まれ変わったのだが、この新型シトロエンC4、いわゆるキープコンセプト型のモデルチェンジをしたクルマだといっていい。