2011年のカーナビ市場で最大の衝撃といえば、やはりカロッツェリアのサイバーナビであることは誰もが疑わないのではないだろうか。これまで筆者は何回か伝えてきたことがあるのだが、昨今のこのマーケットはPNDの台頭により大きく変化してしまった。
「しまった」とあえて書いたのはこういうことである。PNDはそもそも簡易型なのだが、真っ直ぐな道が多い海外(特に北米など)と比べ、日本の道は複雑かつ細かい、その中に簡易型のカーナビが登場、特に低価格のモデルが乱発されたことで、実際購入した人がその性能に「あーカーナビってこんなものなんだ」と間違った認識をしてしまい、カーナビ自体への興味やイメージ低下を招いてしまったと考えている。
もちろんPND自体を否定しているわけではない、筆者も数台所有しているが、PNDにはPNDとしての役割や機能領域というものがあり、それに満足できないユーザーは「その上」を目指しステップアップしていけばいいのである。また一方で昨今大人気のスマホ(スマートフォン)のナビアプリが勢力を拡げてきている。こちらは元々ハードの金額がスマホ自体なので、あとはアプリを好みで追加すればカーナビに変身!というわけだ。この分野はまだまだ伸びる可能性を秘めている。
ではハイエンドモデルはどうなのか。トップブランドであるカロッツェリアのサイバーナビは毎年何かしらの新機能を提案して、ハイエンドユーザーのみならず市場全体を牽引してきた。そんなサイバーナビでも性能的にはすでに十分で、ユーザーの満足度も高いことから「これ以上何か必要なのか」と思うユーザーもいたはずである。しかし、今年発売したサイバーナビはまったく違うアプローチ、言い方を変えれば「踊り場的であったハイエンドカーナビ市場に対し、ブレークスルーさせる新技術」を満載して登場したのである。