「こんなに小さなボディなのに、どうやったらここまで広くなるんだろう!?」 5年前、初代タントのシートに初めて座った人は、誰もがそんな驚きでいっぱいだったはず。それは、93年にスズキがワゴンRで起こした“広さ革命”から10年後、03年のことだった。ダイハツの革命児・タントは着実に子育てユーザーの支持を集め、ミラ、ムーヴと並ぶダイハツ軽自動車の3本柱を担うまでに成長。ちょっぴりダサかわ系の標準デザインと、“男タント”でデートカー路線を狙ったカスタムデザインが、ガラリと違う雰囲気だったことも成功の一因だ。そして07年12月、初のフルモデルチェンジを果たした新型タントは、驚きどころか今度はミラクル3本立ての豪華版ときた。
3つのミラクルはのちほどお話しするとして、エクステリアは先代同等のボディサイズに、ほんわか系&ワル顔カスタムの2タイプが用意されるのも変わらない。横長のヘッドライトや、三角窓ならぬクォーターウインドーなど、タントらしさは継承されているが、重厚感や存在感はぐんとアップ。そしてサイドビューは、一体感のあるウインドウのエンドラインに丸いモチーフを取り入れ、表情豊かになっている。でもよくよく見ると、ん? 助手席側の何かが違う。