初めて写真を見た時から、先代のスバル・フォレスターに似ている! と思っていたことをここで告白する。もっともFMCを受けたフォレスターが“普通のSUVっぽいカタチ”になったことを惜しんだ僕ゆえに、新型GLKのスタイリングを目の前にしたとき「他と違っていて良いじゃない」とも思えた。もちろんデザインの話ゆえに好き嫌いは別として…。
そう思いつつデザイナー氏に話を聞くと、このデザインの狙いはやはり「他のSUVと同じようにしたくなかったから」との答え。つまり最大のライバルBMW・X3や、時を同じくしてアウディから登場した同クラスのQ5のように、いわゆる“普通のSUVっぽいカタチ”にはしたくなかったのだという。
だからこそGLKでは最近のメルセデス・ベンツの他のモデルともあまり共通性のない、直線基調のボクシーなスタイリングがそこに出来上がった。X3やQ5と比べると、GLKはボクシーかつボンネット面やウエストトラインが低めかつフロントウインドーが立ち気味かつサイドのウインドーグラフィックがボクシーであるがゆえ、確かに最近のSUVっぽくない=構成要素も先代フォレスターに似ているのだ。似てる似てるとうるさいが、つまりイマドキのSUVの中では際立った個性を持っているということだ。
個人的なデザインの好みでいえば、ここまでボクシー過ぎなくても…と思うものの、実際に目にすると何とも忘れ難い存在感がある。インテリアに目を向けると、ベースとなるCクラスの名残を感じるパーツをそこかしこに見つけることができるが、大物であるダッシュボードはエクステリア同様、直線基調でデザインされているのだった。
内外装を比べると、X3やQ5の方が遥かにイマドキっぽいと思うのは正直なところ。だがGLKのように、好きか嫌いか、を問う方が挑戦的でいい。ちなみにドイツでは、既にかなりのオーダーが入っているそうだ。