自称エコ・モータージャーナリストの私としては、最近の「EV旋風」は嬉しい驚きだ。これまで何度もEVの流行はあったが、今年に入ってにわかにEVが身近なものとして普及する兆しを見せていて、今回ばかりは単なる流行では終わらないホンモノ感がある。
その急先鋒を担うのは、もちろん「i-MiEV」。今でこそ三菱のイメージのけん引役として有名になったけれど、コルトEVやランエボMiEVといった「MiEVシリーズ」の黎明期から取材してきた身としては、これほど急激にメジャーになるとは想像していなかった。
これまでの取材を通して、EVの動力性能や基本技術はすでに開発が進んでいて、実用に十分な性能を持つまでになっているとは確信していたけれど、コストやインフラ整備、そしてこれが一番の課題だったのだけれど、「エコカーはつまらない」というイメージが強く、一般の人が普通に購入するにはまだ時間がかかると思っていた。
ところが、6月に三菱が「i-MiEV」を市販すると発表するやいなや、自動車メディアのみならず、幅広いメディアで取り上げられた。テレビや雑誌といったメディアで連日報道されており、主婦の友達や田舎の親戚までが「電気自動車を買おうかな」なんて言い出しているのを聞くと、そこまで一般的になったのかと感心する。