日産 NISSAN GT-R

NISSAN GT-R

【 ピュアエディション 2011モデル 】
全長×全幅×全高=4670mm×1895mm×1370mm
ホイールベース=2780mm
車両重量=1730kg
駆動方式=4WD
エンジン=3.8リッターV型6気筒DOHCツインターボ
最高出力=390kW(530ps)/6400rpm
最大トルク=612Nm(62.5kg-m)/3200-6000rpm
トランスミッション=6速DCT(デュアルクラッチ)
10・15モード燃費=8.5km/L
JC08モード燃費=8.6km/L
車両本体価格=869万4000円
発売日=2010年11月17日

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日産 NISSAN GT-R 試乗レポート

GT-Rの本当の姿は3年後にお見せする

2010/11/16 掲載
レポート:五味 康隆 special blog
写真:中野 英幸
試乗ステージ:仙台ハイランド

 カービューでの取材において、今回ほど動画レポートではなく原稿レポートで良かったと思ったことはない。なぜなら動画であったならば、そのレポート内容は「すっげぇ!なんだよこれ!こんなのアリっ!?」そんな言葉の羅列しか出てこなかったはずだからだ。

日産 NISSAN GT-R

写真はベースグレードのピュアエディション。11年モデルはダウンフォース...

日産 NISSAN GT-R

リアバンパーも新形状。下部を張り出させ、後端を延長して低重心化を演出し...

 実際、一般道とサーキットでの試乗の際には、絶えずこの言葉が自然と口から出てきていた。そのクルマこそ、11年モデルの日産GT-R。今は冷静に事実を受け止められているが、その性能の向上幅が想像以上に大きく、07年モデルGT-Rオーナーという立場もあり、試乗当日は興奮と妙な苛立ちが絶えずあった。

 思い返せば、07年12月にR35GT-Rが登場したときに、開発総責任者の水野氏は言っていた。「GT-Rは今後も絶えず進化させていく。GT-Rの本当の姿は3年後にお見せする」と…。

 絶えず進化させる。これはすでに見せてもらった。07年モデルに対して細かく性能を向上させつつ08、09、10年モデルを登場させた。振り返れば07年モデルに対して10年モデルは、エンジン出力も向上しているし、スポーツレベルも快適性レベルも全てが進化している。その進化の速度と歩幅は、世界的に見ても類のないほどアグレッシブなものだと捉えていた。

 だが11年モデルを知ると、その進化の歩幅でさえかわいらしいものだった感じられる。なぜなら、08、09、10年モデルは全て、07モデルをベースに足回りの味付けやエンジンのロムチューニングを施すことでスポーツ性や乗り味を進化させてきたもの。クルマの基本性能を大きく左右する、シャーシや空力性能には基本手を加えていなかった。言うなれば、足かせが付いた状態での進化だったのだ。

 だがマイナーチェンジに相当する変更が施された11モデルは違う。それらシャーシや空力性能にまで手が加わり、その性能向上幅は想像以上で、これが3年後に見せると言っていたGT-Rの本当の姿なのだと痛感する。その詳細をお伝えするまえに言っておくが、買い替えないと決めている現GT-Rオーナーは、11モデルには触れない方が良い。ボクと同様に、心にモヤモヤ感を抱き続けることになるはずだからだ。

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