大人が4人乗っても4つの大型ラゲージが格納できるし、後席を倒すと長尺モノが収まる。ドライバーズシートに座ろうか、後席でゆっくりしようか、悩んでしまう。レーシングスーツでも、D&Gのスーツでも似合いそうな高級サルーン&スポーツカーだ。これがポルシェが理想としてきたクルマなのだろうか。
パナメーラは環境への配慮も忘れていない。燃費は世間から批判を受けないレベルに抑え、アイドルストップも実用化した。ATでは世界初と発表しているが、実はマツダのアクセラがATのアイドルストップをパナメーラよりも先に出す。PDKでアイドルストップが可能だということは、カレラもボクスターもケイマンも可能だ。これからのポルシェは交差点で静かに信号待ちするという新しい時代がきたみたいだ。
さらにパナメーラにはより燃費のよいV6の自然吸気とV6ハイブリッドが順次用意される。開発責任者はカイエンで成功しているディーゼルも検討しているのだそう。その場合はアウディの3リッターV6ディーゼルを搭載し、540Nmを絞り出すサルーンが生まれる。そして究極のパナメーラはカレラGTのV10を積んで登場するかもしれないのだ。
さて、パナメーラターボ用のPDKが開発されたことは、次期911ターボもPDKが搭載されることを意味しているのではないだろうか。GT3やGT2のPDKも噂されるが、速さと燃費を両立できるPDKを使わない理由は見あたらない。数年以内にオールポルシェがPDKとアイドルストップを実行する日がやってきそうだ。
できればMTが残ることを願って止まない!