フォルクスワーゲン ゴルフ GTI

ゴルフ GTI

【 Golf GTI 】
全長×全幅×全高=4210mm×1790mm×1460mm
ホイールベース=2575mm
車重=1400kg
駆動方式=FF
エンジン=2.0リッター直列4気筒DOHC
最高出力=155kW(211ps)/5300-6200rpm
最大トルク=280Nm(28.6kg-m)/1700-5200rpm
トランスミッション=6速DSG
10・15モード燃費=13.0km/リッター
車両本体価格=366万円

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フォルクスワーゲン ゴルフ GTI 試乗レポート

800kmを6時間で走り切った2代目GTI

2009/08/25 掲載
レポート:吉田 匠special blog
写真:菊池 貴之
試乗ステージ:箱根ターンパイクなど

 当時まだメルセデスやBMW、あるいはポルシェの専用レーンとされていた感のあるアウトバーンの追い越し車線を、全長4mに満たない、排気量1.6リッターの前輪駆動小型車の分際で、堂々と走り続ける能力を持ったゴルフGTI。その驚異の小型車が登場したのは、初代フォルクスワーゲン・ゴルフのデビューから2年後の1976年のことだった。

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 1984年になるとゴルフUベースの2代目GTIがデビュー、それはやや大型化されたボディに合わせて排気量を1.8リッターに拡大したGTIで、2年後にその16Vバージョンが加わる。実は僕は1985年、まだSOHCエンジンだった2代目GTIを駆って、ドイツ北部のハノーヴァーからフランスのパリまで往復したことがある。ドイツからベルギーを縦断、フランス北部からパリに入ったルートの走行距離はちょうど800km、その旅のことを書いた当時の某自動車誌の記事をチェックしたら、2回の給油ストップと人間の食事などを含んで、6時間でパリまで走り切ったとある。5速の5000rpm、やや甘いメーターの170km/h、ときにはそれ以上のスピードで追い越し車線を走り続け、さほど疲労感なしに夕刻のパリに着いたとあるから、アウトバーンやオートルートが今より空いていたことと、ドライバーの若気の至りがあるとはいえ、GTIも大したクルマだったということだ。

 そういう経験を踏まえた上でいうと、ゴルフGTIはよくいわれる「ホットハッチ」の元祖というよりも、むしろ「クールな高性能ハッチ」、もしくは「クールなスポーツハッチ」という表現が相応しいと僕は昔から思っているのだが、どうだろう?

 いずれにせよ、ゴルフGTIが本当に輝いていたのはこの2代目までで、ゴルフVの時代とゴルフWの時代には、その存在感が希薄になっていたのは否めない。そこで、見事にGTIの3文字の復権を果たしたのが、ゴルフXベースの5代目だった。シャシー/ボディからパワートレーンまで、すべてを新設計して2003年に登場したゴルフXは、ベーシックモデルからして傑作の誉れ高いクルマだったが、2004年に加わった新GTIは、クルマ好きにGTIの3文字を見直させるに充分なインパクトを持つゴルフだった。ドライバーの操作に鋭く反応する2リッター直噴ターボ4気筒エンジンと、3ペダルMTもしくは2ペダルのDSGが選択可能な6段ギアボックス、強靭なボディと確実なロードホールディングを生むサスペンション。速くて、ファンで、安心な、GTIが帰ってきたのだった。

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