| 試乗レポート |
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レポート:佐野弘宗
写真:小林俊樹
取材協力:トヨタ自動車株式会社
試乗ステージ:富士五湖周辺
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【3.5 アスリート】
全長×全幅×全高=4840×1780×1470mm、ホイールベース=2850mm、車重=1620kg、駆動方式=FR、エンジン=3.5リッターV6・DOHC(315ps/6400rpm、38.4kg-m/4800rpm)、トランスミッション=6速AT、価格=467万2500円 |
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レクサスを意識したマイナーチェンジ
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「ゼロクラウン」と銘打った現行クラウンがデビューしたのは2003年12月末のことだから、それから2年に満たない今年10月のマイナーチェンジは最近の国産車のモデルプログラムからいうとちょっと早め…といえなくもない。しかも、ゼロクラウンは文句なしの大成功モデルであることを考えても、今回のマイナーチェンジ時期は明らかに早い。デビュー直後には月間1万台オーバーの大人気を博しただけでなく、今年に入ってからも月間販売6000台以上(マジェスタを含む)をきっちりとキープしており、その数字は弟分のマークXクラスも含めたアッパーミドルセダンのなかで不動の首位である。ゼロクラウン発売後の21ヵ月間で、5000台という月販目標を下回ったこともほとんどなく、マイナーチェンジ直前の今年9月の登録台数も直接ライバルのフーガの3倍以上という圧倒ぶりだ。
販売上はまだまだ不要とも思えるこの時期に、わざわざクラウンのテコ入れが実施されたウラにはレクサスの存在が無関係ではないだろう。ご存知のようにレクサスはトヨタによる高級車専門ブランドであり、トヨタブランドより明らかに高い価格設定としている。しかし、かといって「トヨタのほうが下級ブランド」というわけではなく、とくに「生涯クラウン」と心に決めた(?)ユーザーを多数抱えるクラウンが、トヨタブランドのトップも少なくともスペック上でレクサスに劣るわけにもいかない…という判断があるのだろう。現在のレクサスのデザイン・開発作業は「レクサスセンター」と呼ばれる社内の独立部門が担当しており、トヨタブランドの開発部門とある意味でライバル関係にもある。
というわけで、今回のクラウンのマイナーチェンジは、レクサスGSはもとよりISにも搭載される新型3.5リッターエンジン搭載モデルの追加が最大の主眼といっていい。その他の変更点は各種装備のアップデートと文字どおりの“マイナー”な仕様変更である。
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