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  試乗レポート   
クライスラー
ジープ・グランドチェロキー 
レポート:岡崎五朗
写真:吉田宏隆
取材協力:ダイムラー・クライスラー日本
試乗ステージ:本栖ハイランド
【リミテッド5.7 スペック】
全長×全幅×全高=4760×1880×1750mm、ホイールベース=2780mm、車重=2180kg、駆動方式=4WD、エンジン=5.7リッター・HEMI V型8気筒(326ps/5000rpm、51.0kg-m/4000rpm)、トランスミッション=5速AT、価格=588万円
クライスラー  ジープ・グランドチェロキー
クライスラー  ジープ・グランドチェロキー
歴代グランドチェロキーが揃いぶみ(左から初代、2代目、3代目)。最新型は定評あるオフロード走行に加え、オンロードでの洗練された走りを追求した。
クライスラー  ジープ・グランドチェロキー
初代“グラチェロ”。「Jeep」ブランドのシンボルとなった7本の縦型スロットグリルは、3代目にも踏襲された。
クライスラー  ジープ・グランドチェロキー
こちらが2代目。どれか1輪でもグリップしていればどんな条件でも走行できるという4WDシステム、“クォドラ・ドライブ”を初めて搭載。
元々は軍事用車両として開発
 ブランドの個性がより重要になってきているいま、1941年にこの世に生を受け、以後オフロード4WDの代名詞として親しまれてきた「Jeep」ブランドの価値は非常に大きい。アメリカの自動車ブランドとしては、キャデラックと並ぶビッグブランドと言っていいだろう。グランドチェロキーはそんなジープのフラッグシップモデルだ。今回日本に上陸してきたのは、初代から数えて3代目となるモデル。伝統の7本スリットグリルを見ただけで、ジープ一族のDNAをしっかりと受け継いでいることがわかる。

 そんなジープの偉大さは、何よりジープに影響を受けて登場したクルマの数多さが如実に物語っている。パジェロ、ランドクルーザー、レンジローバー……オフロード4WDと分類されるクルマはすべてジープの末裔……と言えば、その影響力の大きさを実感できるはずだ。現在世界中の道を走りまわっているジープの子孫の数は想像を絶する。

 そもそもジープが生まれたきっかけはなんだったのか? 話しは第二次世界大戦の時代に遡る。1939年の夏、ヒトラー率いるナチス・ドイツはオーストリアの無血侵略に成功。自動車を利用した電光石火の進行作戦は、他のヨーロッパ諸国を恐怖のどん底に陥れるとともに、軍隊の迅速な移動こそが現代戦の勝敗を決する大きな要因になることを証明してみせた。
 これに対するアメリカ軍の反応は早く、翌1940年には「新型・小型戦闘車両」の開発に乗り出した。そして生みだされたのがジープである。ジープの性能は軍関係者の予想を超えるもので、これまでキャタピラー付きの車両でしか進めなかったような泥濘地や斜面を楽々と進み、耐久性も抜群で、何より地上戦の主役だった戦車を「鈍重な砂漠のラクダ」にしてしまうほどのスピードを備えていた。そして1941年、アメリカ軍はジープの大量生産体制を整えることを正式決定。その後ジープは様々な戦場で大活躍したのだった。

 ジープの生産を担当したウィリス社は第二次大戦後も民生用としてジープを生産し続けた。もとはといえば戦争の道具として開発されたジープだが、一部の人たちがその開放的なスタイルや悪路走破性の高さに目をつけ、レジャー用として使いはじめたからだ。以後カイザー社、AMC社、クライスラー社へとジープの生産販売権は移り、現在に至っている。戦闘用車両直系ともいうべきラングラーに加え、より快適性を重視したチェロキーと、その兄貴分に当たるグランドチェロキーの合計3車種が、現在のラインナップだ。

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Page1 元々は軍事用車両として開発
Page2 「土の匂い」から「都会的な香り」へ
Page3 “ノーエクスキューズ”のオンロード性能
Page4 耐久性と悪路走破性へのコダワリ
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