| 試乗レポート |
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レポート:佐野弘宗
写真:柏岡裕之
取材協力:富士重工業株式会社
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【R_AWD スペック】
全長×全幅×全高=3285×1475×1510mm、ホイールベース=2195mm、車重=840kg、駆動方式=4WD、エンジン=0.7リッター DOHC(54ps/6400rpm、6.4kg-m/4400rpm)、価格=136万9200円 |
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枠にとらわれない自由なスタイリングを実現
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スバルR1はその車名からもお分かりのように、お馴染みのR2の3ドア版…という成り立ちである。しかし、R1のボディ全長はR2より11cmも短い3285mmである。つまり、現行の軽自動車規定より小さなボディを持つ軽自動車としては、スマート・フォーツー(旧名シティクーペ)、そしてスズキ・ツインに続く3台目となるわけだ。
“R1”と聞いて一昨年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカー“R1e”を思い出す方も多いだろう。R1eコンセプトは次世代のパーソナル・シティコミュータをイメージした電気自動車で、そのボディは全長3330mm×全幅1550mmの2人乗り…と、現在のスバル・チーフデザイナーであるザパティナス氏のもとで、既成の枠にとらわれずに伸び伸びとデザインされたスタイリングが魅力だった。今回のR1はそのR1eのモチーフを市販軽自動車に落とし込んだモデルと理解することも可能だろう。
このようにR1はR2の3ドア版と理解して間違いないのだが、パッケージングを“通常は1〜2人乗り”という使用形態であえて割り切ることで、スタイリングのバランスが取れて、かつ使いやすいコンパクトなボディ全長としたところが新しい。基本設計の成り立ちも見た目のイメージも“R2のショート版”にほかならないのだが、しかし実際にはキャビンスペースを大胆に絞り込んだエクステリアにR2との共通パーツはほとんどなく、既存のメカニカルコンポーネンツと2+2インテリアを、前記のR1eコンセプトのタマゴ型シルエットに融合させたデザイン手腕は見事といっていい。R1とR2の写真を見比べていただければ分かるが、この両車はサイズが異なるサイドビューやキャビンはもちろん、ボンネットを含むノーズの形状、そしてテール周辺まですべてが別物なのだ。
こうして素晴らしくまとまったR1のデザインを見せられると、スタイリングがどうにも消化不良気味に思えたR2も“R1のファミリー版なら許せる!?”と思ってしまうから人間とは勝手なものである。
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