| 試乗レポート |
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レポート:佐野弘宗
写真:吉田宏隆
取材協力:日産自動車株式会社
試乗ステージ:富士1番ホテル
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【20RS (2WD) スペック】
全長×全幅×全高=4690×1695×1840mm、ホイールベース=2860mm、車重=1610kg、駆動方式=FF、エンジン=2.0リッター直4・DOHC(137ps/5200rpm、20.4kg-m/4400rpm)、トランスミッション=エクストロニックCVT、価格=212.1万円 |
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3つ巴の5ナンバーミニバン市場
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価格あたりの室内容積……という意味でいうなら、間違いなく「日本でいちばん便利なクルマ」のひとつといえる5ナンバーワンボックス。30歳代以上の方ならご記憶のように、このジャンルはもともとトヨタ・ライトエースなどの4ナンバー商用ワンボックスをちょっと豪華に仕立てたものだった。しかし、FFの乗用専用設計でその伝統を打ち破ったばかりでなく、5ナンバーワンボックスというジャンル自体を大ブレークさせたのが、ご存知1996年5月にデビューしたホンダの初代ステップワゴン。当初はステップワゴンの完全な独走状態だったこのマーケットも、2001年秋にトヨタのノア/ヴォクシーが登場してから一転、ここ最近はノア/ヴォクシーが同クラスシェア50%以上(!)を占め、残りをステップワゴンとセレナが分け合うという構図になっていたという。
ホンダが火をつけた市場に、圧倒的な開発力と営業力を持つトヨタが乗り込んで……という構図はオデッセイとイプサム/エスティマの対決とよく似たところなら、起死回生をねらう3代目がクルマづくりの定石を覆すローダウンボディで勝負をかけたのも、ステップワゴンとオデッセイは酷似している。そうしたホンダvsトヨタの対決に、「オーソドックスなコンセプトと女性にも好まれる装備やデザイン」で分け入っているのが最近の日産といえるかもしれない。
新しいセレナもまたプレサージュやラフェスタと同様に、そんな最新の日産ミニバンのあり方に忠実……というのが第一印象である。奇をてらったり常識を覆す飛び道具はないかわりに、丁寧に作り込まれて「室内は広く、運転は女性にも優しく、後席は子どもや高齢者にも使いやすい」というポイントは外していない。
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